向日葵
「オレのこと、どう思ってるの…?」「友達だよ、ずっと」──あの時ついた嘘を私は今も後悔している。小学生の頃、向日葵のような笑顔を持つ春生に初恋を抱いた桃。しかし、小5の春、2人は交通事故に遭い彼女が目を覚ました時には彼は姿を消していた。そして4年後、高校生になったある日、彼の面影を持つ同級生と偶然再会し心が激しく揺れる桃だったが、冷たく荒んだ態度で「人違い」だと突き放されてしまう。──ねぇ、目の前にいる君は“はるちゃん”じゃないの…?幼い頃から1人の男の子を一途に想い続ける純愛ラブストーリー。