たった一つのふたり
「今さら言えない――あなたに恋しましたなんて」偽装結婚から始まった、誰にも言えない秘密を抱えた二人のじれじれ甘々なラブストーリー!過去の悲しいできごとが原因で鬱々とした日々を送っていた桂天音は、同僚の添田兼人からの提案でしばらくの間彼女のフリをした後、彼と偽装結婚をすることに。家族を心配させたくなくてその提案を受け入れたはずなのに、兼人の優しさに触れ、いつしか彼に惹かれ始める天音。そんな時、会社の同僚から「もしかして仮面夫婦?」と疑惑を向けられたことをきっかけに、兼人は「新婚らしさ」を出そうと会社で突然キスをしてくるように。兼人の行動が「偽装のため」だと分かっていても、天音の心は高鳴ってしまう。一方の兼人も、天音に隠していることがあるようで……?お互いのことを大切に思うがゆえに、こじれてすれ違っていく想い。二人は無事、身も心も結ばれることができるのか!?