「私がいなくても幸せになってください」なんて、ふざけんな。
大好きな彼女と楽しい学生生活を送っていた「僕」は
ある日、突然一方的に彼女から別れを告げられてしまう。
数か月抜け殻で過ごす僕の元に、彼女が闘病の末、亡くなった知らせが入る。
彼女の家族から受け取った日記帳には、僕との楽しい思い出しか書かれていない。
僕ができることは何もなかったのだろうか?
彼女を強がりにさせていたのは僕の弱さだったのか?
後悔ばかりが残る中、「もう一つの日記帳」の存在が明らかになり…
ある男の子と女の子の恋模様をそれぞれの視点から描いた、儚くて切ないストーリー。