相性最高な最悪の男:小説版
「俺はずっと一人で生きて来た。これからも、そうするつもりだったんだ」
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる!?」
「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちから二人の間に変化が芽生え、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
執着攻め×強気受け