その言葉を待ってた
父親から継いだ小さな書店を経営する維純は、かつての同級生で絵本作家の恒星が好き。けれど二人は、大学の頃に一度快楽だけで体を繋ぎ、三年前担当と作家として再会してからは、セフレの関係になり、出版社を辞めた今でもそれは続いていた。 気持ちを伝えたい、でも現状すら失われたら……そんな逡巡の中、恒星には女性担当が付き、維純の心は穏やかではなくて……
絵本作家×個人書店店長、不器用な大人の不器用な恋のお話です。
ジャンル日間ランキング一位を頂いた無料公開版から大幅に加筆修正した本編に書き下ろし後日談と美麗イラストを収録しています。