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椎名サクラ

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  • 泥濘に愛を沈めて

    完結!

    泥濘に愛を沈めて 

    作家:椎名サクラ / Kururin

    雑誌・レーベル:BLIC-Novels

    ジャンル:ライトノベル / BL小説

    (1.0/5.0)投稿数1件
    両親を亡くし村の外れに住まう紀之介(きのすけ)は幼い弟妹を育てるため、権力者である岩下にその身を差しだしていた。

    岩下の息子である秀雄(ひでお)は、夏期休暇に田舎に帰ってきた際、父が紀之介を抱くところを見てしまう。泣きながら男を受け挿れる姿と健気に弟妹を育てる姿、そして時折遠くを見て涙ぐむ紀之介に恋心を抱いた秀雄は、一度だけ彼を抱く。



    「いつか助けてやる……それまで辛抱しろ」

    「貴方様も岩下様から咎を受けます……恐ろしいことをされます……もうお放しください」

    「嫌だ……お前が欲しいのだ」



    必ず助けると誓い、帝都の大学へと戻っていった秀雄は、紀之介を助け出すため、秀雄は力をつけるべく友人と会社を立ち上げた。

    約束から十年、紀之介を助け出すことができた秀雄だが、その頃には父の手によって男に抱かれなければ取り乱す身体となっていた。



    村の権力者の息子×両親を亡くした兄妹の長男


    ※本作は椎名サクラの個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 箱庭の恋

    完結!

    箱庭の恋 

    作家:椎名サクラ / わかめ

    雑誌・レーベル:BLIC-Novels

    ジャンル:ライトノベル / BL小説

    (4.0/5.0)投稿数1件
    お家没落で、借金のかたとして宗明(むねあき)の妾となった肇(はじめ)。
    陰間でも二十歳までしか売れないと言われる二十歳に間もなくなろうとしているときに気付いてしまったのだ。
    宗明に心を寄せていることに。

    ――知らぬままが良かったと口には出せぬ。あの人を知らぬまま誰彼構わずに抱かれた方が良かったなどと言いはしない。
      けれどと思う。
      気付かねば良かった。陰間なら薹が立った頃になって気付きたくはなかった。
      自分があの人を慕っていることなど、知らぬままでいたかった――

    肇は宛がわれた小さな家で、彼を想って死のうと心に決めるのだった。

    貸金業の社長×元公家の子息



    ※本作は椎名サクラの個人誌作品の電子書籍版となります。