フリマで恋人を買う話
大学生の能登まひろはゼミの集まりの帰り道、何でも売っているという不思議なフリマで、「理想の恋人」を買った。
翌日まひろのもとには「彼氏」を名乗る見知らぬ男、秋津があらわれる。
自分の望んだ理想像に等しい秋津に困惑しつつも、惹かれていく能登。
しかし「フリマでは対価として自分の大切なものを差し出さねばならない」ということを思い出す。
酔って忘れてしまった自分が差し出した「対価」とは一体何だったのだろうか…。
twitter(現X)で連作の形で描いていた作品です。描きおろし後日談収録。