完結
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それは、昨日の哀しみから、あしたへ歩きだすための2人の儀式-セレモニー-だったのかもしれない…。母と父のしあわせの証であった母の形見の指輪。優花子(ゆかこ)は母の言葉-この指輪が運命の人にめぐりあわせてくれる-ことを信じていた。ひょんなことから優花子の「気になる存在」となったクラスメイトの木島。無口で無愛想という周りの評判とは裏腹に、優花子は木島の本当の姿に気づき惹かれていく。2人の距離は次第に近づいていくが……。生島ゆう先生がお贈りするハートフルなラブストーリーがつまった短編集!