完結
この商品は購入もできます。
東北のA県D市。行方不明になっていた4歳児・遠藤亮太が農業用水路で遺体となって発見された。その母親である遠藤美貴は2度の離婚歴があり、今現在は内縁の夫とその母親と共に暮らしていたが、かねてより二人目の夫との間の子である亮太に対する虐待行為の噂が絶えなかった。加えて不特定多数の男性関係の話も多く、ゆえに母性本能よりも女欲を優先するあまり邪魔になった我が子を手にかけたのではないかと、つい最近同県内で起こり世間を震撼させた2児童殺害の畠山鈴香事件とだぶらせて美貴に疑惑の目を向ける者も少なくなかった。事件を担当する刑事はその真偽を確かめるべく、美貴と関わりのあった複数の人間に聴き込み捜査をかけるのだが、そこで浮かび上がってきたのは、美貴という女の世にも複雑怪奇、そして哀しい人生の軌跡だった――…。(※本コンテンツは合冊版「ザ・女の事件スペシャルVol.1-(2) 世間を震え上がらせた鬼畜母たち」の内容と重複しています。ご注意ください)