完結
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【平成19年/大阪府・京都府・奈良県など】夫の不審死に関与していたとの疑いで、妻・葛西千恵子(かさい・ちえこ/67歳)が逮捕された。青酸化合物を用いての病死を装った計画的犯行と目されたのだ。しかし実は、その後の調べで千恵子の手にかかって命を落とした相手の人数は10人にも上り、それによって受け継いだ遺産など、彼女が手に入れた金はなんと総額8億円を超えるものとみられた。その手口はこうだ――千恵子は50歳を越えてから10か所以上の結婚相談所に登録し、自分よりも年上で一人暮らしの男性たちを次々と物色。その料理上手さで相手の胃袋を?み、さらに熟練の床上手さで下半身を手玉にとると、言葉巧みに多額の金を吸い上げ、それが難しくなってくると毒を盛って命を奪い、遺産や金品を手中にしていったのだ。元々は小さな印刷会社を営む夫との間に二人の子をもうけ、平凡な主婦としてささやかな幸せを享受していた彼女が、一体なぜ『結婚相談所の妖女』の異名をとるまでの毒婦へと変貌したのか? いま、知られざるその実像が明らかに――…!(※本コンテンツは合冊版「ザ・女の事件Vol.2-(3)~特集/カネと男に狂った果てに」の内容と重複しています。ご注意ください)