完結
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寝坊助だけど、明るく快活な小学6年生の息子・純也(じゅんや)が、ある日突然、学校で死んだ。教師の話によると、給食時間中にパンを喉に詰まらせての窒息死だというのだが、間近でその様子を見ていた仲のいいクラスメイトの直之は「班の皆と3秒でパンを食べられるかどうかの競り合いになった挙句…」という当時の状況を話してくれた。やんちゃな男の子同士ならありそうな話だと、悲しみに暮れながらも納得する両親…しかし後日、テレビのインタビューに答える校長の話はちがった…「純也くんが勝手にパンを早食いしだして」という、まるで息子ひとりが調子に乗ったバカ小学生かのような印象を与える証言だったのだ。おそらく、イジメを連想させることを恐れてそのような物言いになったのであろうが、これでは純也の誇りを守るためにも認めるわけにはいかない。校長に正しく修正した内容を再発表するよう強く要請するのだったが――…!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.29~特集/事件に巻き込まれた主婦たち」の内容と重複しています。ご注意ください)