完結
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古川絵里子(ふるかわ・えりこ)の夫・敏也(としや)は、生命保険会社に勤めているが、元々いた経理部門から営業部門へと異動になった1年ほど前から、目に見えて元気をなくしていった。原因は営業成績を思ったようにあげられないがゆえの、上司からの凄絶なパワハラだった。心配するばかりの絵里子…するととうとう、ある日敏也は電車への飛び込み自殺を図ってしまう。幸いにも未遂に終わり、命には別条なかったものの、診察を受けた医師からは鬱病を宣告され、休職した上での十分な静養の必要性を説かれる。絵里子は弁護士に助けを求め、その助力のおかげで会社側にパワハラ体質の改善のほか、敏也に自殺未遂を起こさせたことに対する解決金200万円の支払い、穏便な復職の確約等の条件を認めさせることに成功するのだが、現実には会社側の狡猾な罠が待ち受けており、再び敏也に自ら命を絶たせるべく追いつめていくのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.25~特集/愛する人の自殺、その時あなたはどうする?」の内容と重複しています。ご注意ください)