完結
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日頃から粗行の悪い使用人・才蔵。仕事に嫌気が差して店の大旦那と喧嘩し、啖呵を切って夜遊びへ。芝居小屋へとでかけてみれば、北町奉行所の役人たちで貸し切りだと言われ、自分たちは隠れ同心だと口からでまかせを吹いてまんまと紛れ込む。そこで観劇していた若い娘と一夜限りの関係を持った…と思いきや、その娘は江戸の闇将軍と呼ばれる親分・唐木権兵衛の一人娘だった! 唐木の屋敷に呼び出された才蔵に告げられたのは、娘の許婚者であり・唐木組の代貸し、鬼熊の制裁だった。が、才蔵は逆に鬼熊をまぐれで斬り殺してしまう。それも見た唐木親分が放った言葉が……?!