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武闘派一族レオンバート家の一人娘として生まれたエミリオ(通称リオ)は、野生児のように育った、おてんばな令嬢。そんな彼女の傍らには、幼少の頃に父が森で拾った執事・ルークの姿が。兄妹同然に育ち「兄様のお嫁さんになる」と願っていたが、身分差のある恋を両親に叱られてしまう。それでも消えない恋心を胸に秘め続ける日々を過ごしていた。そんなある日、リオは父から縁談を持ちかけられる。家のために結婚する覚悟でいたが、二人っきりの時にだけ見せる優しい笑顔と優しく触れる手に思わず縋ってしまい……。「――大人になった、私にふれて」優しかったあの手がリオを濡らし、甘い吐息が漏れ熱くなり、押し寄せる快楽が止められない。このまま、どうか……。身分違いの執事に恋してしまった、おてんば令嬢の恋心の行方は? 雪野泉先生が描く初恋ファンタジーラブ。