完結
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収録作品は、表題作の「だるま校長」、「小さい鬼たち」、「瀬戸口先生」、「「氷川先生 命のかぎり」、「マドンナの花」の合計5作品。「だるま校長」は、著者自身の人間観や人生哲学といったようなものまで感じさせてくれる、バロン先生ならではの秀作である。が、笑いとペーソスに涙したい、“男の純情”大好き組の正統的まんがファンには、ぜひ「マドンナの花」の一読をお奨めしたい。男気あふれるやくざの親分・燕子花(かきつばた)陽介の活躍ぶり。また、ストリッパーの春日ミキ嬢に対する純情っぷりについ涙という感動もののストーリーもいいのだ。“本番ナマ板ショー”が全盛の頃の関西のストリップ劇場が舞台というのがまたよく、どきどきのストーリー展開とともに、熱い感動にひたれること、間違いなしだ。