【このレビューはネタバレを含みます】
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小学生の頃にこの作者さんの作品を読みまくったものです。ただただ怖いだけの作品もありますが、このシリーズに関してだけは呪術師・カイより殺したいほど人を憎んでる人間たちのほうがよっぽど怖いと思いました。両親や姉妹に親族と有り得ない人間たちに囲まれて劣悪な環境で育った私でもそんな気持ちになったことがないので、登場人物たちの気持ちは分からないです。やっぱり寿命と引き換えとは言え、生きてる人間のほうが怖いってことですね。それはさておき、作品自体は色々な人間模様があって面白いです。自業自得な人物から単なる勘違いまでよく思いつくなと感心しました。それにしても殺したいほど憎い人間の為に自分の寿命10年って高すぎるとは思わないのでしょうか。先のことは分からないのだからもっと有意義な時間を過したら良いのに。←それを言ったら元も子もないですが。