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わたなべまさこ

」のタイトル一覧 12件
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  • モナリザの部屋

    完結!

    モナリザの部屋 

    スウェーデンの雪深い森の中、医師であるビンセント・ミネリは狩猟のさなか、カモシカと間違えて人を撃ってしまった。撃たれた少女・ジョアナに命の別状はなかったが、ビンセントに衝撃的な話を告げ、翌朝には忽然と姿を消した。代わりに訪ねて来たのは、湖の畔の館・スコークロスター城の当主であるアンブローズ・デュ・クロスター将軍の使いの者であった。クロスター将軍はビンセントの著書や研究に興味を示し、館に招待したいという。請われるままに館に赴くと、ビンセントは将軍からひとり娘・モナリザを紹介される。驚くことにモナリザはジョアナと瓜ふたつだった。ビンセントはふたりを同一人物だと思うが、モナリザはビンセントと会ったことはないと告げた。周りの者たちもモナリザは昨日は館にいたと証言し、ジョアナを知る者はなかった。そのモナリザは家庭教師のコーバン女史を嫌い、病気がちの母・カミラを慕っていたが、カミラはモナリザを実の娘と認めず憎んでいた。複雑な感情が絡み合う館の住人たち。やがてモナリザは壮大で血も凍るほどの凄惨な愛憎劇に翻弄されていくのだった。わたなべまさこの真骨頂・怪奇ロマンの傑作『モナリザの部屋』果たしてモナリザの運命は?そしてジョアナの正体は?
    短編ミステリー『おじさまにキスを…」も同時収録。
  • まんがグリム童話 仇花 悪の花 鬼女・妖婦伝

    公開中!

    まんがグリム童話 仇花 悪の花 鬼女・妖婦伝 

    “女の業”や“男女の愛憎”を詩情豊かに、時に深くえぐり出す、女性コミック界の巨匠が描く珠玉作品集。歌舞伎の演目や古典などにインスピレーションを受けた作品、歴史上の実在女性をアレンジした作品など、古今東西の女性の壮絶な生き様が描かれています。
  • リリアム

    完結!

    リリアム 

    リリアムの父、ブレミンガー博士は国家機密にかかわる研究に携わる科学者で、関係者たちはみな何日も研究所に詰めていた。研究者の家族たちは何も知らないまま、一般社会から隔離されて暮らしていることに、母のオリビアは夫の研究に不安を感じていたが、小さなリリアムには大人の事情はわからなかった。リリアムは硬くなったネンドを新しく買って欲しいと願っていたが、ひょんなことからピカピカに光る美しくて柔らかいネンドを手に入れたリリアムだったが、このネンドこそ国家機密にかかわる危険な兵器だった!そうとは知らずネンドに触れたリリアムは人知れず精神が壊れ悪魔の化身となってしまい……?
  • 花のようなリリベット

    完結!

    花のようなリリベット 

    深い森の中にあるサンドル学院の寄宿舎に暮らすエンジェルは子供の頃から繰り返し悪夢にうなされていた。這い寄る恐ろしい何かに怯えつつ、目をあけるとそこには美しい少女の顔。キリのように尖った牙に胸を刺され、痛みに悲鳴をあげながら目を覚ますのが常だった。一方エンジェルのルームメイトのアガサは奔放な少女で、夜な夜な学院を抜け出していた。ボーイフレンドと会うのを楽しみに出掛けた彼女のため、エンジェルはいつも窓を開けておいてあげていた。けれど朝になってもアガサは帰ってこなかった。そんなアガサと入れかわるように現れたのは、花のように美しい少女リリベット。その美貌に惹かれるエンジェルの心を見透かすように、リリベットはエンジェルを部屋に招き入れる。「あいたかったのよ、エンジェル。あなた…もう…わたしのもの…よ」思いもよらない言葉を囁きながら、リリベットはエンジェルを抱きしめ唇を奪おうとする。驚いて部屋に逃げ帰るエンジェルだったが、そこには姿を消していたアガサが戻っていた。ただあきらかに様子がおかしい、その理由もわからないまま、信じられないできごとが次々と起こり……。

    その他、短編ホラー漫画『あやかしの夜』を収録。
  • シャネルNo.5

    完結!

    シャネルNo.5 

    作家:わたなべまさこ

    雑誌・レーベル:クイーンズセレクション

    ジャンル:少女マンガ / ミステリー・サスペンス

    投稿数0件
    すべての始まりはシャネルの香りの漂う、一通の謎の手紙だった。
    孤児院で暮らすイザベルとエミリーは仲の良い姉妹。ある日、孤児院にフランスの大スター、シャルロット・ジャクソンの娘ジジが慰問に訪れ、そのお礼にと花束を手渡す役目であるエミリーは、驚いたことにジジとそっくりにだった。そんなおり、イザベルのもとに「本当の母親はシャルロット・ジャクソンだ」と告げる手紙が届きー…。
    姉妹の本当の父と母は誰なのか? 生きているのか、もう死んでしまったのか?

    他、まだ科学が解明されていない時代の外科医の奮闘と悲劇を描く、短編名作社会ドラマ『死人契約』を収録。
  • はだしのプリンセス

    完結!

    はだしのプリンセス 

    作家:わたなべまさこ

    雑誌・レーベル:クイーンズセレクション

    ジャンル:少女マンガ / ラブストーリー

    投稿数0件
    おしゃまでキュートなマーガレットは、地球のどこかにある小さな国・ムーン・スター王国のプリンセス。生物学者でミジンコの研究に没頭するパパ・チャールストン太公とマーガレットは大の仲良しだけれど、おばあさまで皇太后のアンダンテは貧乏な国の立て直しのため、お金持ちの女性とのお見合い話を次から次へと持ち込んでいた。パパが愛しているのは亡くなったママだけ……。けれど今回のお見合い相手である公爵の娘ピンキー嬢は思った以上に積極的!マーガレットはパパから依頼されたお見合いをこわす任務を喜んで引き受け、日本行きに同行するものの、美人でお金持ちだけど子ども嫌いのピンキー嬢とはまったく気が合いそうもない。それなのに日本に着く頃には、パパとピンキー嬢の仲がドンドン近づいて…。日本に着いてからのマーガレットは、雑誌記者の椿三九郎を巻き込んで事件が巻き起こる!!
  • 怪奇ロマン傑作選

    完結!

    怪奇ロマン傑作選 

    次々と襲いくる不幸とそのからくりに恐怖する。
    『水曜日の森』
    ハプスブルク伯爵のひとり娘ロレーヌは愛する男性ハワードとの結婚を間近に控えていた。ロレーヌは子どもの頃に母を亡くしていたが乳母のライザに見守られ、美しくやさしい少女に育っていた。毎週水曜日は父と一緒に森にある亡き母の墓参りをするのが習慣だったが、その日は何故か父の姿が見あたらず、ロレーヌはひとりで森に出掛けた。にわかに空が曇り一匹の蛇が彼女を導く。母の墓前には惨たらしく首を切り落とされた父・ハプスブルク伯爵の死体が吊り下げられていたのだった……!
    『白いカメレオン』
    『13本のカメリア』
    は3つの作品で構成された名作集。
    恐ろしくも美しいゴシックホラー漫画の決定版。
    女流漫画家のレジェンド・わたなべまさこの筆力が光る圧倒的な物語性は見逃せない。
  • ふたご座生まれ

    完結!

    ふたご座生まれ 

    美しい容姿を持ちながらも身体に大きな傷を持つマリア。つきあうボーイフレンドが次々と亡くなるという不幸に見舞われ、自分を悪魔の使いと呪い心を弱らせていた。さらにマリアには孤児でありながらも毎月多額のお金がスイス銀行から振り込まれるという謎があった。ある日、親友のアンに、コート・ダジュールにある別荘に招待されたマリアは、そこで出会ったアンの兄・チャールズと恋に落ちた。運命を感じながらも、彼を不幸にすることを怖れていたが、チャールズの強い気持ちは変わらず、ふたりは結婚。しかしハネムーンの行き先・スコットランドにつくと、ふたりの前には信じられない事実が次々と明らかになっていって……。

    ゴシックホラーの名手、わたなべまさこの手腕を味わえる名作。ニューヨークを舞台とする短編怪奇ロマン『這ってくる髪』も同時収録。
  • ふたごのプリンセス

    公開中!

    ふたごのプリンセス 

    オペラ界の歌姫・水藻麗(みずもれい)はイギリスの公爵(コンウォール家)・リチャードと不倫の恋をし、子供を身ごもってしまうと、子供のいない正妻のエリザベートは、二人の過ちを許す代わりに子供を公爵家の跡継ぎとして引き渡すよう告げる。ところが産まれた子供は双子の姉妹だった。双子という事実は伏せ、ミチルと名づた子は公爵家に、チルチルと名づけた子は麗が育てるとリチャードと秘密に決めた。麗が仕事のため、先に日本に向かいチルチルを乗せたジェット機がアフリカ、コンゴの上空で行方不明になってしまって……!数奇な運命に生き別れた双子の姉妹とふたりの母の愛憎渦巻く思惑の中、ミチルとチルチルが巡りあう日は来るのだろうか?
  • プルトンの息子たち

    公開中!

    プルトンの息子たち 

    作家:わたなべまさこ

    雑誌・レーベル:クイーンズセレクション

    ジャンル:少女マンガ / ファンタジー

    投稿数0件
    海洋開発研究者の兄・白川龍と二人暮らしの白川里枝子はロックンローラーに恋する高校3年生。ある日、理枝子は託された包みを届けるため、海洋調査艇「大和号」にこもる兄の龍を訪ねる。包みを開けるとそれは「幻の日記」と呼ばれた祖父の日記で、そこには「地底国を発見した!」と記されていた。動揺が広がるなか乗っていた大和号が暴走を始め、猛スピードで潜行し海底に激突してしまう。死を覚悟した里枝子たちだったが、意識が戻ると驚く光景が目前に広がっていた…!
    ロマン溢れる地球空洞説をもとに描かれた空想冒険ファンタジー。
  • シャンデリア

    完結!

    シャンデリア 

    女はどこまで残酷になれるのか…。
    美容室で働く貧しいふたりの美容師、ページとマープルは、今をときめくミステリー小説家のヘンリー・ケンジントン卿に恋をしていた。
    野心家のページはヘンリー卿からのプロポーズを確信していたが、彼が選んだ女性は同僚のマープルだった。
    ページは激しい嫉妬と恨みから自分の産んだ赤ん坊をマープルの産んだ子どもと取り替えようと企み…
    狂わされた運命に翻弄された人々たちは、どのような人生を辿るのか?
    取り替えられマープルの娘となった娘・ガーベラの運命は?
    冨と名声、愛と嫉妬が渦巻く絢爛豪華な長編ラブサスペンス。
  • 黒天使シンセラ

    完結!

    黒天使シンセラ 

    風もないのに音を立てて揺りかごが揺れる。覗きこむと、ベビーウェアに身をくるんだ可愛らしい赤ちゃんが無邪気に微笑んでいた。つられて顔を緩ませるあなたは、まだ何も知らない。柔らかく小さな身体に惨たらしい悪魔が宿っていることを!『J・スミス氏の赤ちゃん』ある総合病院でのこと。死後1ヶ月たった遺体から何か生まれ出た。直後に新生児室で前代未聞の事件が起こる。看護師たちが目を離した隙に、新生児室の赤ちゃんがみな消え去ってしまったのだ。たった1人だけ残っていたのは、スミス氏の赤ちゃんだけ。プリシラと名づけられた赤ちゃんは、両親と共に自宅に戻るものの、スミス氏一家の周りでは不吉なことばかりが起こり始める。いったい、どうして!?
    表題作『黒天使(ブラックエンジェル)シンセラ』は『J・スミス氏の赤ちゃん』を原点として、磨き上げられたシリーズの1作目。新生児室の赤ちゃんがみな亡くなってしまった中たった1人元気に退院できた赤ちゃん、シンセラ。その可愛い寝顔に両親はみんなに幸せを運ぶエンジェルだと信じていた。けれど一家の周りでは不吉な事件や事故が相次いでいた。そして父のポールは愛娘シンセラの真の姿に気づいてしまうのだった。音を立てて回り始めた運命の歯車は、一家をどんな結末へと導くのだろうか?他にも『黒天使(ブラックエンジェル)シンセラ』シリーズの『愛と死のバラード』『赤い館』の2編を収録。美しいゴシックホラー映画のワンシーンのような画面に引きこむ作者の思惑に乗せられて、身の毛もよだつ悪魔の姿に震えながらも、あなたはもう引きかえせない!