社会人のための読解力トレーニング―――正しく読めれば楽しく読める・理解できる
正しい読解力 = 客観的に文章が読める力は、
ただやみくもに文章を読んだって、身につかない。
●本は読んだ方が得をする?
社会人になると、
自分の責任でモノを買ったり職業を選んだりできる方々ですよね。
自分の責任であれこれできる。
これを簡単にいうと『自由だ』ってことです。
だから学ぶのも自由です。
でもこれ、いいかえれば、何を学ぶか、どんな風に学ぶかも、
自分自身で決めなければならないってことです。
読み解くコツを知るには、ちょっとした訓練が必要です。
どんな文章にも、必ず「読解のヒント」が隠されています。
それを見つけ出せるか、気がつくかが大きなポイント。
「講義」と「例題」と「解説」を使って、
ヒントに気がつく力と、文章を読み解く力をトレーニングしましょう。
正しく読めれば、文章を読むのが楽しくなり本質が見えてくる。
本も報告書もSNSもラクラク読めるようになる「読解力」が身につきます。
■問題■
17歳までの私の人生ときたら、ろくなものじゃなかった。
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この文に書かれていないことで、この文から確実にわかることはなんですか?
■目次
・正しく読むってどういうこと?―――主観と客観
・論理的であるということ――――――論理的に文章を読み取る
・内容の99%はここでわかる――――タイトルの重要性
・時の流れに気をつけて―――――――回想を乗り切れば小説は楽しめる
・大切なことは繰り返される―――――ポイントの見つけ方
・プロはひねって繰り返す――――――言葉・表現の言い換え
・文章はグッチュグッチュ――――――具体的と抽象的
・評論分はシュコンシュコン―――――主張と根拠の繰り返し
・舞台が変わればお話変わる―――――場面の変化に気をつけて
・わずか100万? 1億ぽっち?――主観判別語のマスター
・それは事実でそいつは考え―――――事実と考えを区別する
・舞台背景? それとも感情?――――情景描写と心理描写
・ココロはこうして読み取るべし―――登場人物の感情の読み取り方
・それってすごいの?すごくないの?――絶対と相対
・個性的? いやひょっとして、ただのバカ?―――普遍と特殊
・これ? それ? あれ? どれ?―――指示語をマスターする
・そこまではいえるけど…――――――行間の読み方 裏を読む
・譲歩を本気にしない――――――――本音は譲歩のあとにある
■著者 後藤武士