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鋭い美貌をもつ梁瀬は極道を忌み嫌いながらも策謀を胸に秘め、大西組の投資会社で働いていた。ある日、梁瀬は寡作で有名な日本画家・遠山に新作を描かせるよう、組に命じられる。遠山は、以前に飄々と梁瀬を口説いてきた男だった。絵を描く条件として渋々遠山と共に過ごす梁瀬だったが、彼の神懸かった集中力と創造力に圧倒され、完成した絵に魅了される。熱を孕んだ色彩そのままの手に触れられた梁瀬は、己を苛んできた欲望まで探り当てられ!?
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