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「俺がいっそお前を穢してやろうか…」美しき聖乙女・アンバーは国の平和を守るため、宮に籠って祈りを捧げる日々。下界の者との接触は禁じられていたが、幼馴染のイケメン騎士・ファシアスとこっそり逢瀬を重ねていた。ところがある日、邪悪な魔力にとり憑かれた王太子・エルミドにハメられ、純潔を奪われてしまう。囚われたアンバーを奪い返したファシアスは、その想いを爆発。「俺がお前を穢しきってしまっても、誓約の違反にはならない。好きだ、アンバー」。幼い頃から待ちわびていた言葉。ファシアスの逞しい腕に抱かれ、このぬくもりに永遠に包まれていたい……そう願うアンバーだが、一本の剣がふたりの絆を引き裂き、底も知れぬ真っ暗な崖下へ落ちて……。