完結
私たちはいつから間違えていたのだろう。
「恋愛に時間を費やすよりも仕事に励みたい。だから結婚しよう」
「当分のあいだは、二人きりでいいよ」
すれ違うからこそ、私たちは言葉を尽くす。
一緒にいたいから。
――「正しさ」がわからなくなった大人たちに贈る恋愛文学。
【あらすじ】
佳乃(かの)は弁護士。
大学時代の同級生であり、上司である高崎から無理やり押しつけられたのは、
六年前に離婚した元夫・風間が関わる“秘密保持契約”。
しかも内容は、特殊な関係にある男女が交わそうとしているものだった。
「どうして、そうなったの?」
理解できない男女関係に戸惑いながらも、
依頼人と彼を取り巻く女性たちと関わるうちに、
佳乃は振り返ることを避けてきた過去――元夫から提案された契約結婚と
三年に及ぶ夫婦生活、そして離婚の本当の理由――と向き合わざるを得なくなる。
「それで? どんな厄介な案件なのよ」
言えなかった元妻。
「内容は秘密保持契約だ。SMのパートナーとの間に交わしたいと頼まれた」
言わなかった元夫。
もつれあい絡みあうそれぞれの想いを紐解いた先にあったものとは――。
痛みと後悔を乗り越えた男女の、人生のやり直しを描いた大人の恋愛小説。
【ご購入にあたって】
本作には、物語の展開上、重要な官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写が含まれます。
過度な加虐表現はなく、あくまで登場人物たちの心理的成長と「愛と信頼」を軸に描かれたラブストーリーです。あらかじめご了承の上、お楽しみください。

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