完結
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2009年8月27日。まだ残暑も厳しいその日、公園を根城にしていた住所不定のホームレス女性・石井晴美(30歳)は、苦悶の果てに市道上で血まみれの男児を産み落とした。「なに? この気持ち悪いものは…!?」母親の自覚を覚えるどころか、そう言って嫌悪感におののくばかりの彼女は、手持ちのハサミでへその緒を切断すると、男児をその場に放置したまま立ち去ってしまう。結果、間もなく未呼吸のまま男児は死亡し、彼女は死体遺棄容疑で罪に問われることになる。いったいどんな境遇が、人生が、彼女をこのような母性も人間性も皆無の存在に育て上げてしまったのだろうか? 現代女性の心の闇を赤裸々に暴く衝撃の実録事件ストーリー!!(※本コンテンツは合冊版「ザ・女の事件Vol.1-(4)~特集/神をも恐れぬ鬼畜女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)