完結
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泉ちひろ(29歳)は、脱サラして昔からの夢だったパン屋を営む夫・伸生を手伝い、実母・ひとり息子の優太とともに、忙しいながらも幸せな日々を送っていた。ところがそんなある日、伸生が踏切での交通事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう。幸い意識が戻り植物状態の危機は免れ、なんとか退院までこぎつけたものの、伸生の様子がどうにもおかしい。ちひろが好きになった”ふかふかの食パンみたいに”穏やかでやさしかった性格が一変し、キレやすく乱暴な言動ばかりをする横暴男になってしまったのだ。しかも、肝心のパン作りの手順や知識もことごとく消失してしまったようで、このままでは先の生活すらおぼつかない。いったいなぜこんなことに!? 医師の診断は『高次脳機能障害』…衝撃の事実に、離婚する考え始めるちひろだったが――?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.3」の内容と重複しています。ご注意ください)