完結
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宅配会社に勤める耕平とバツイチの妻・多香子(たかこ)は今、結婚二年目。互いに愛し合い、平和な夫婦生活を送っているが、一つだけ特別な点が…多香子はかたくなに子供を持つことを拒否し、耕平もそれは最初から了承済みだった。知り合った当初から「子供を産むつもりはない」と言う彼女に対して、「それでもいいから」と言ってごり押しして、ようやく結婚したという経緯があったのだ。しかし、もちろん耕平も多香子の意思を尊重するつもりはあるものの、なぜ彼女がそこまで強硬に子供を欲しがらないのか理由を知りたいと思うようになる。そこで密かに多香子の過去を調べてみると、なんと前夫との間の子を3歳のときに失くしているという事実が判明する。そしてそれは多香子にとってはあくまでも「自分が子供を殺した」という一生かかっても償えない大きな罪の意識だった……。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.6~抄堂たくスペシャル(2)」の内容と重複しています。ご注意ください)