完結
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幸恵は幼い息子・直樹をつれて離婚、母子二人で狭いアパート暮らしを始めた。自己中で思いやりのない夫と、その夫べったりで腹黒い姑との暮らしに耐えられなくなったからだ。しかし、新生活は想像以上に大変だった。アパートの大家からは母子家庭への遠慮のない偏見の目を向けられ、寿退社した会社に再雇用してもらえたものの、当時の華やかな秘書課とは雲泥の差の検品課のパートという最底辺の待遇に甘んじ…でも一番つらかったのは、幼い息子・直樹にさまざまなガマンを強いなければならないこと…そして思うのだった。私の選択は正しかったの? 私でこの子を幸せにしてあげられるの? …と。そんなときだった、別れた元夫から思わぬ提案を受けたのは――…。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.9」の内容と重複しています。ご注意ください)