完結
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永田真衣(ながた・まい)は夫の和夫と、義父母家の敷地内の別棟でセミ同居生活を送っていたが、基本的には姑ともほどほどの距離感で、そこそこ気楽な嫁姑関係だった。ところが問題は、姑と、隣り町にあるその実家との関係性にあった。姑は3人兄弟の長女で下に2人の弟(麻衣から見ると義叔父)がいて、実家にはいま上の弟夫婦が住んでいるのだが、とにかく姑は今でも長女風を吹かせ、しょっちゅう向こうに入り浸っては、弟夫婦をさしおいて実家のことをあれこれ仕切ろうとするのだ。それほど自分に関わることではないので、その様子を遠巻きに見ていた麻衣だったが、こと姑の亡くなった両親の三回忌の法事を実家でやるということになり、そうも言っていられなくなる。なんと姑から麻衣と2人の義叔父の嫁たちに、40人を超す列席者のための料理作りやその他のお世話をするよう指令が下ったのだ! なんで大昔に外へ嫁いだ姑の実家の法事の手伝いに、私まで駆り出されなくちゃいけないの!? とうとうブチキレてしまう麻衣だったが…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.24~特集/リアルにイヤ~な女」の内容と重複しています。ご注意ください)