完結
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同居していた男を殺した罪で懲役7年の刑を受けた女、宗田葵(そうだ・あおい)は、幼い息子・賢(まさる)から引き離され、女子刑務所に収監された。賢は以前の夫との間に生まれた子で、葵が殺した男との血縁はなく、それどころか酒に酔った男によって危害を加えられそうになったため、それから守るために葵はやむなく男を手にかけたのだった。一癖も二癖もある女囚ぞろいの女子刑務所の中での生活は一筋縄ではいかなかったが、葵は徐々にその生活に慣れ、粛々と刑に服していった。ところがそんなある日、葵が妊娠7か月であることが発覚する。もちろん、自分が殺した男との間の子だ。この先の人生に絶望感しかない葵は出産を躊躇するが、刑務所内では原則的に堕胎は認められず産むしかない。日々お腹の中で存在感を増していく小さな命に対する愛情と、拭い去れない罪悪感との間の葛藤の中、ついにその日はやってきた――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.25~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)