完結
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結婚して、父母の住む実家を出て暮らす主婦・原田ゆう子の元に、ある日衝撃の悲報がもたらされる。なんと父が家に火を放ち、母を殺したというのだ。ゆう子には信じられなかった。元々亭主関白な父だったが、母が一人では歩けない体になってからは、まるで人が変わったように母を大事にし、介護に家事にと甲斐甲斐しく一人でがんばっていたというのに…その父がまさか…!? 父の弁護士に話を聞くと、介護疲れした挙句、父が母に夫婦心中を提案すると、それを母は受け入れたものの、いざ火を放って家が燃え上がると、直前で命が惜しくなった父が、母を独り炎の中に置き去りにして逃げ出したのだという。「そんなの絶対に許せない!」無惨に裏切られた亡き母の復讐を果たすべく、憎き父を訴えて慰謝料を請求しようとするゆう子だったが、実はこの悲劇の裏には意外すぎる真相が秘められていて――…?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.23~特集/母と娘、愛憎の絆」の内容と重複しています。ご注意ください)