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夜の書店で、鼻歌まじりにある一冊の本を探していた男、新津慶司。
その顔には血がつき、殴られた痕があった。
遠巻きに眺めるだけの客たちの中で新津に声をかけたのはゲイバーのバイト店員、鐘森拓馬だった。
鐘森は一度、新津に会ったことがあるというのだがー。
人生停滞中なバイト店員×ワケありひも男のBLストーリー。
※pixivで公開中の「あさまだき ここに佇む①・②」と同じ内容になります。
(本文39ページ)