完結
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「私、ただ…傷ついてるお兄ちゃんに何かしてあげたかっただけなんだ…」 家族にも、友人にも、恋人にも言えない二人だけの絆が出来てしまった「海里」と「遥」。その罪深さにおびえつつも、お互いを想うことをやめられない二人。 「お前はなぁ、俺の子じゃねーんだよっ」 「彼は君に、何も話してないんだね」 「それは、私じゃなくてあの子の名前でしょう?」 追い詰められたゆえに出来た絆。しかし、その絆が本物であるがゆえに苦しむ二人。連鎖する悲劇は、二人に決断を促す。それこそが最大の悲劇への助走とは気づかないままに…。禁断の長編ロマン!! ――――消えない罪が ひとつ。