銀河鉄道の夜
『銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治(1896~1933)が書いた童話です。
貧しい少年ジョバンニが、親友のカムパネルラとともに
銀河に沿って走る「銀河鉄道」に乗り、美しく哀しい夜空の旅をするという幻想の作品です。
宮沢賢治は37歳の時、膨大な未発表原稿を遺してこの世を去りましたが
本作品もそのひとつです。
彼は1924年ごろに本作品の初稿を執筆し、晩年まで4度にわたり推敲。
しかし、未定稿を遺していったため、のちに研究者はさまざまな解釈を行いました。
そんな背景にも思いを馳せながら、独特の世界観を楽しましょう。