完結
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モナーク王国の王宮は、今日もエギオンにとって居心地が悪い。現女王の実弟にあたる彼にはなにかとプレッシャーがきついのだ。結婚して家庭を持て、積極的に政治に関われなどなど……。そんなとき、憂さ晴らしに出かけた森で髪の長い少女と出会った。有翼の精霊に見とれていた娘は、こちらに気づくと二脚で走る異形の生き物に飛び乗った。まさか、平原に住むという『竜の騎手(ドラゴンライダー)』の一族か!? 「精霊の森」(表題作)は、いくつもの種族とその陰影があざやかなファンタジー短編。他、歴史物「沙羅」、SF「夜鳴鶯」など、バラエティーに富んだ全4篇の異世界の旅!!