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一人で作業したときよりも、集団で作業した時のほうが一人当たりの作業量は低下し、
集団の人数が増えるほど手抜きの量も大きくなる――これを「リンゲルマン効果」と呼ぶ。
「自分だけ頑張ってもしょうがない…」「誰かがやるからいいだろう…」という気持ちは、誰の心にも存在するが、
度が過ぎると手抜きは感染し、そばにある“リンゴ”から次々に広がり、最後には箱全体を腐らせる。
われわれの身近にはどんな手抜きがあり、それはなぜ起こるのか? 男と女、どちらが手抜きしやすいか? 日本人と中国人では?
どんなときに感染しやすく、どうしたら防げるのか?
……「手抜き」にまつわるエトセトラを、手抜き研究の第一人者が読み解く!
最良の手抜き対策はどれ?
1.罰を与える
2.社会的手抜きをしない人物を選考する
3.リーダーシップにより仕事の魅力向上を図る
4.パフォーマンスのフィードバック
5.集団の目標を明示する
6.パフォーマンスの評価可能性を高める
7.腐ったリンゴの排除/他者の存在を意識させる
8.社会的手抜きという現象の知識を与える
……答えは本書に。
(※本書は2015/6/23に株式会社 三五館より発売された書籍を電子化したものです)