完結
どうして私たちは、役割を果たすことでしか生きられないのだろう。
「思いどおりに生きることは難しいな、お互いに」
「互いの家の利益を考えれば、おのずと答えはひとつ、なのよね……」
すれ違うからこそ、私たちは言葉を尽くす。
一緒にいたいから。
――求められる役割に疲れた大人たちに贈る恋愛文学。
【あらすじ】
産科医として働く亜紀(あき)は、
「跡継ぎを産むためだけの結婚」を強いられ続け、
いつしか未来に背を向けるようになっていた。
そんな彼女に両親が用意した見合い相手は、
大手企業創業家の長男でありながら家業を継がず、
外資系医療コンサルの社長となった堺和明。
見合い当日、彼は冷ややかに告げる。
「お互い自由を手に入れるために結婚しよう」
政略結婚×契約結婚――形式だけの関係のはずが、
共に過ごす時間がゆっくりと、でも確実に二人の距離を縮め、
触れ合うたび“契約の範囲”が揺らぎ始める。
「互いの自由を得るために契約したい」
結婚したい男
「選択の余地なんかあるの?」
結婚したくない女
愛しているのに愛することが許されない、愛なき結婚の結末は――。
「離婚三日前」から始まる大人の恋愛小説。
【ご購入にあたって】
・本作には、物語の展開上、重要な官能描写が含まれます。大人の読者様向けに、心理描写の積み重ねの先にある、美しく濃密な愛の描写を心がけて丁寧に作りました。

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