完結
男はどうして、女を守りたがるのだろう。
「私にはあなたを守れるだけの力がある」
「守られるだけの女にはなりたくないの」
すれ違うからこそ、私たちは言葉を尽くす。
一緒にいたいから。
――『正しい幸せ』に息苦しさを感じている大人たちに贈る恋愛文学。
【あらすじ】
母からの見合い話を、これまで頑なに断り続けてきた瑠衣(るい)。
だが今回は、どうしても断れなかった――。
故郷・仙台へ向かう新幹線の車中、
「見ず知らずの他人」である隣席の男性と話しているうちに、
仕事の相棒であり、かつての恋人である
渡海(とかい)に抱いていた複雑な想いが、
実は“後悔”だったことに気づいた瑠衣。
「あなたの心を縛っているものを今夜こそ壊してあげる」
その後仙台に着いた直後の隣人の“驚くべき行動”をきっかけに、
瑠衣は、過去に負った心の傷と向き合わざるを得なくなる。
それは同時に、抑えていたものを解き放つきっかけとなった。
「……忘れられない人がいるんです」
忘れられない恋を手放せない女
「なら、思い出にしてしまえばいい」
忘れられなかった恋のためにすべてを賭けた男
求められてばかりだった彼女が自らの意志で強く求めたものとは――。
過去に囚われていた女性の再生を描く大人の恋愛小説。
【作品について】
表紙(マスケラ):Edera
イタリア・フィレンツェ在住の日本人のマスケラ(仮面)職人。人形用、人間用ともに張り子の仮面をはじめ革や金属などあらゆる素材を使い、伝統的なスタイルのものやモダンなもの、動物モチーフや独創的なデザインなど多種多様の仮面を製作。フィレンツェ旧市街の中心地区にある店舗兼アトリエにて日々製作に励む。
挿絵:純友良幸(Yoshiyuki Sumitomo)
漫画家・イラストレーター。漫画、小説の挿絵、イラスト技法書の作例、webゲーム、スマホアプリのイラスト等を制作。
【ご購入にあたって】
本作には、物語の展開上、重要な官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写が含まれます。
過度な加虐表現はなく、あくまで登場人物の心理的な自立と信頼を軸に描かれています。シリーズを通した人間模様の結実を、お楽しみください。

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