弟の進学費用を稼ぐため、けんたが選んだ仕事は“ウリセン”だった。20歳、フリーターで、ゲイとして生きる彼は、弟から進学の相談を受ける。しかし金遣いの荒い母親のせいで家計は逼迫し、頼れる状況ではなかった。家族を支えるしかない――そう決意したけんたは、ゲイ向け風俗の世界に足を踏み入れる。思っていたより優しい客もいれば、心を削る出会いもある。戸惑いながら、それでも弟の未来のため働き続ける日々。自分を見失いそうになりながらも、それでも前を向こうとするけんた。家族のために選んだ仕事――その裏側で彼が見た現実を描く体験談。
