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佐藤義隆

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  • 物語 万華鏡

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    物語 万華鏡 

    さまざまな苦難・屈折に喘ぐ人間が、
    「愛」によって再生するプロセスを文芸作品をテキストとして解説する。
    テキストとして取り上げる作品は、下記の通り。
    ・カーソン・マッカラーズ『木 石 雲』
    ・サマセット・モーム『雨』
    ・山本周五郎『さぶ』
    ・ヘンリー・ロングフェロー『エヴァンジェリン』
    ・ジョージ・エリオット『サイラス・マーナ―』など。
    ハイネ、ウルマン、中原中也ほか、世界の名詩についても鑑賞する。


    ■目次

    ●第一部 カーソン・マッカラーズの「木 石 雲」
    ・第一章 カーソン・マッカラーズの作品の特徴
    ・第二章 「木 石 雲」の詳しいあらすじ
    ・第三章 「木 石 雲」の分析ー年老いた男の「愛の科学」ー
    ・第四章 スコット・ペックの愛の定義
    ほか

    ●第二部 山本周五郎の『さぶ』
    ・第一章 山本周五郎の文字の特徴
    ・第二章 『さぶ』の詳しいあらすじ
    ・第三章 『さぶ』の分析
    ・第四章 栄二と鰻の蒲焼き
    ほか

    ●第三部 ヘンリー・ロングフェローの『エヴァンジェリン』
    ・第一章 ロングフェローとホーソーン
    ・第二章 『エヴァンジェリン』の詳しいあらすじ
    ・第三章 駆け足で辿るカナダの歴史
    ・第四章 アカディアンの強制追放の現実
    ほか

    ●第四部 詩は恵み
    ・第一章 詩は想像力の賜
    ・第二章 詩は言葉で紡ぐ音楽・絵画
    ・第三章 詩的表現
    ・第四章 
    ほか

    ●第五部 ジョージ・エリオットの『サイラス・マーナ―』
    ・第一章 『サイラス・マーナ―』の詳しいあらすじ
    ・第二章 『サイラス・マーナ―』の分析
    ・第三章 ジョージ・エリオットの人と作品
    ほか

    ■著者 佐藤義隆(サトウヨシタカ)
    1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎県大村市に生まれる。
    南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。
    元岐阜女子大学文化創造学部教授
    (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 物語を歩く 「押絵と旅する男」他

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    物語を歩く 「押絵と旅する男」他 

    江戸川乱歩の「押絵と旅する男」から
    【取り憑かれた人間】をテーマとして抽出、
    江戸川乱歩、松本清張、正岡子規作品を読み解く。

    物語・俳句が伝えるものと、
    生命をかけてそれを生み出す人間の心理に迫る。

    引用するテキスト、題材は以下の通り。
    「押絵と旅する男」(江戸川乱歩)、
    「段碑」「石の骨」「真贋の森」(松本清張)、
    浦上玉堂の芸術、松尾芭蕉、正岡子規の俳句と生涯。
    多岐にわたる作品、関係者の物語を縦横無尽に巡り、
    比較文学の醍醐味を味わう。


    人は一途に何かを追い求め、命を燃焼させて、この世を去っていく。
    江戸川乱歩、松本清張、松尾芭蕉、正岡子規らの
    作品・人生を通して見る、取り憑かれた人間の悲哀と幸福。


    ■目次

    プロローグ 「押絵と旅する男」
    ・「押絵と旅する男」の詳しいあらすじ
    ・「押絵と旅する男」の分析

    第1部 松本清張の短編小説から
    ・「断碑」
    ・第一章 「断碑」の詳しあらすじ
    ・第ニ章 藤森栄一と『二粒の籾』
    ・第三章 「断碑」の分析
    ・第四章 森本六爾と妻ミツギの軌跡
    ・「石の骨」
    ・第一章 「石の骨」の詳しいあらすじ
    ・第ニ章 「石の骨」の分析
    ・第三章 『旧石器の狩人』
    ・「真贋の森」
    ・第一章 「真贋の森」の詳しいあらすじ
    ・第ニ章 「真贋の森」の分析

    第2部 浦上玉堂

    第3部 芭蕉物語

    第4部 正岡子規の世界

    エピローグ 俳句あれこれ

    ■著者 佐藤義隆(サトウヨシタカ)
    1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎県大村市に生まれる。
    南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。
    元岐阜女子大学文化創造学部教授
    (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 物語を旅する ―夢物語と妖怪物語―

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    物語を旅する ―夢物語と妖怪物語― 

    夢も妖怪も、人の心が生み出すもの。
    古典から現代のコミック作品まで。
    幅広いテキストから汲み取る、心の世界の不思議。

    不思議で怖い「夢」と「妖怪」は、作家にとっても読者・観客にとっても魅力あるテーマ。
    『雨月物語』『怪談』などの古典から現代の人気コミック・映画まで、幅広い作品をテキストにして、
    物語が伝えるものとそれを生み出す人間の心の謎に迫る。


    第一章「夢について」では、
    長い間夢は、神や悪魔のお告げであると考えられていましたが、
    近代以降は、夢は深層心理の現れであると考えられるようになってきたことを見ていきます。

    第二章「夢の考察」では、
    『邯鄲の夢』、明恵上人の『夢記』、『華厳経』の世界、
    河合隼雄氏が解き明かす明恵上人の『夢記』、『胡蝶の夢』を取り上げて、夢の考察を行います。

    第三章「夢野文学」では、
    アニメ映画『君の名は。』、宮沢賢治の「シグナルとシグナレス」、
    川端康成の『掌の小説』、夏目漱石の『夢十夜』、黒澤明監督の映画『夢』を取り上げて、
    それらが伝えているものを見ていきます。

    第四章「妖怪の造形化」では、
    どのようにして妖怪が造形されてきたかを知ります。

    第五章「妖怪の意義」では、
    妖怪は「共同幻想」の1つであり、恐怖を和らげるための工夫であることを見ていきます。


    ■目次

    ●第一部 夢物語

    ・第一章 夢について
    1 日本人と夢
    2 夢は神や悪魔のお告げ
    3 夢は深層心理・無意識の現れ
    4 シュルレアリスム
    5 SF映画における夢

    ・第二章 夢の考察

    ・第三章 夢の文学
    1 『君の名は。』
    2 『シグナルとシグナレス』
    3 川端康成の『掌の小説』
    4 夏目漱石の『夢十夜』
    5 黒澤明監督の映画『夢』

    ●第二部 妖怪物語

    ・第四章 妖怪の造形化

    ・第五章 妖怪の意義

    ・第六章 妖怪物語
    1 『ゲゲゲの鬼太郎』
    2 『地獄先生ぬ~べ~』
    3 『雨月物語』
    4 『怪談』
    5 『怪談』の中のいくつかの作品のあらすじ

    ■著者 佐藤義隆
    1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎件大村市に生まれる。
    南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。
    元岐阜女子大学文化創造学部教授。
    著書『物語が伝えるもの―『ドラえもん』と『アンデルセン童話』他』(近代文藝社、2017年)
    論文「『赤毛のアン』の魅力を探る」「英語と日本語の語彙の比較」他多数