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梶山寿子

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  • 夫が怖くてたまらない

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    夫が怖くてたまらない 

    作家:梶山寿子

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    繰り返される暴力・モラハラ… 女性の4人に1人がDV被害者!? 被害者も加害者も、あなたの近くにいる!
    加害者の心理や脱DVプログラム、子どもへの影響、アメリカの予防教育まで、これ一冊でわかる

    「一日中、家に居るくせに、こんな手抜きをするとは、何をしてるんや!」 
    夫が機嫌を損ねた原因は、夕食のカレーライスだった。妻の身体は軽々と持ち上げられ、まるでカエルでもぶつけるように、板の間に叩き付けられた。無抵抗に転がる妻を殴り、腕が疲れてくると足で蹴り、包丁の背で頭をゴンゴン叩いた。
    暴力を収めるための妻の努力は裏目に出て、夫の怒りはエスカレートしていく。逆らわずに、ひたすらあやまるしか手だてはなかった。
    「結婚してから、心から幸せだと思った瞬間なんてなかった。ポトンと真っ暗な井戸に落とされたみたいで……。出口がまるで見えなくて、いつもビクビクして。毎日、家に帰るのが怖かった」

    ―巧みなマインドコントロールにはまり、妻は夫から逃げられない。「わたしが悪いのだ。夫はかわいそうな人だから、わたしがそばにいてあげなきゃいけない」。学歴や収入、年齢も関係なく、あらゆる家庭に潜むDV。やさしかった夫はなぜ豹変し、悲劇が繰り返されるのか。子どものために耐えるのは正しいのか。

    これは小説でも映画でもなく、この日本で起こった現実の話なのだ。
    そして、あなたのまわりでも、きっと似たような悲劇が繰り返されているに違いない。そばにいるあなたも気づかないうちに。
  • 35歳までに知っておきたい最幸の働き方

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    35歳までに知っておきたい最幸の働き方 

    あなたを幸せにする「新しい時代の働き方」とは?

    2008年のリーマンショック、2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発の事故をへて、時代は大きく変わった。
    経済成長を追い求める生活に疑問が生まれてきたいま、どんな働き方、生き方が求められるのか?
    どうすれば最高に幸せな働き方ができるのか?  最高の働き方ができるのか?

    「短い時間でできるだけ効率的に働くべきだ」
    「大企業に勤めるのはがいちばん安心だ」
    「言われたことを器用にこなせる働き手をめざすべきだ」
    「出世して、よりたくさん稼げるようになりたい」
    ──こんな仕事の常識が、いま大きく変わりはじめている。
    これまでの常識では「バカじゃないか」と思われるような生き方にこそ、これからの時代の幸福のヒントはある。

    トップビジネスマンたちへの取材を重ね、激動の時代を生き抜く新たな仕事のあり方を読み解いてきた著者がまとめた新しい時代の幸福をつかむための仕事論、人生論。

    ・会社にしがみつくのはやめよう!
    ・得意なことで勝負しよう!!
    ・他人のためにばかになろう!!!
  • ドメスティック・バイオレンスの真実

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    ドメスティック・バイオレンスの真実 

    作家:梶山寿子

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / ビジネス・政治

    (1.0/5.0)投稿数1件
    DV(ドメスティック・バイオレンス)とは夫や恋人が女性に加える身体的・精神的暴力のこと。
    DVをテーマにした一般書の先駆けでもある『女を殴る男たち―DV(ドメスティック・バイオレンス)は犯罪である』を最新の情報も盛り込み、待望の電子書籍化!

    ■はじめにより抜粋

    本書は、99年に出版した『女を殴る男たち―DV(ドメスティック・バイオレンス)は犯罪である』(文藝春秋)をベースに、
    DV防止法施行後の日本の状況を踏まえて大幅に加筆し、編集を加えたものである。

    ドメスティック・バイオレンスの本質、虐待のメカニズム、被害者・加害者の心理、子どもへの影響など、原書の根幹をなす部分は残しているが、構成を大幅に変え、情報を最新のものに改めた。
    日本の被害者の現状、最近注目されているモラル・ハラスメントとの関連など、今日的なテーマも新たに盛り込んでいる。

    特に、子どもの虐待との関連については力を入れた。暴力のある家庭で育ち、親のドメスティック・バイオレンスを目撃した子どもたちは、たとえ自身が直接虐待されていなくても心に深刻なダメージを受ける。
    それが長期にわたって子どもたちを苦しめ、ひいては社会に悪影響を及ぼすことを、私たちはもっと認識する必要があると思うからだ。

    夫や恋人との関係に悩んでいる人、知人・友人にDV被害者がいる人に、読んでいただければ幸いである。
    被害者を保護、支援する側にいる人には、アメリカの対策やパワフルな女性リーダーの活躍ぶりも参考になるのではないだろうか。

    DV防止法成立前後に比べ、メディアがドメスティック・バイオレンスを取り上げる機会は減っている。

    世間一般の関心が薄くなったからといって、問題が解決したわけでも、被害が減少したわけでもないのは言うまでもない。
    いま、この瞬間にも新たな被害者が生まれ、生命が脅かされている。救援の現場では、待ったなしの緊迫した状況が続いているのだ。そんななか、この電子書籍を発行できた意味は大きいと考えている。