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」のタイトル一覧 31件
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  • 海が教える人類の危機

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    海が教える人類の危機 

    いま地球上で起きている人類の未来を大きく変えるような変化は、ほとんどすべて人類の活動に起因しています。その兆候がもっとも顕著に現れているのが、生命の起源であり地球表面の約7割を占める海です。 海はこれまで、私たち人類に多くの恵みを与えてきましたが、乱獲などによって、漁業資源は減り続け、貴重な資源を投入する養殖に頼らざるを得なくなってしましました。また、便利な生活を追い求めて技術開発されたプラスチックは、大量に海に流れ出して汚染し、不可逆的な環境破壊を起こしつつあります。 長大な時間をかけて変成した化石燃料は、大量使用後わずか200年あまりで深刻な地球温暖化を引き起こす主因となりましたが、これも海と密接な関わりがあります。海はこれまで二酸化炭素の重要な吸収源となってきましたが、それにも限界がみえてきました。そしてこれからいよいよ海からの逆襲(災害等)が本格化します。 このように人類滅亡の危機が現実化する恐がありながら、海を舞台に領土や領海、資源をめぐる外交的、軍事的な争いが活発化しています。 世界がグローバル化するなかで、各国の協調が求められる問題が山積しているにもかかわらず、国益を優先し、あるいは自国のイデオロギーを主張する国が横行して、国際情勢はますます混迷の度を高めています。 このままでは、人類は自らの手でその未来に終止符を打つ結果となりかねません。いまを生きる私たちは、人類存続のために大きな岐路に立っており、新たな価値観を創造し、経済成長重視の生き方からの大きな転換を図ることが求められています。 そのためには、いま実際に起きていることを正しく理解したうえで、このまま突き進めば何が起こるのかを推測することが必要です。 本書がそのきっかけのひとつとなればと思い、執筆しました。
    (※本書は2016/1/25に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 近代日本の黎明 幕末・明治の外交交渉と外国人

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    近代日本の黎明 幕末・明治の外交交渉と外国人 

    幕末から明治にかけて日本の国際化、近代化に貢献してくれた外国人たちに注目した。米国人はマシュー・ペリーとタウンゼント・ハリス、英国人はウイリアム・アドムズ、ラザフォード・オールコック、ハリー・パークス、アーネスト・サトウ、ウイリアム・ウィリスとトーマス・グラバー、仏国人はレオン・ロッシュ、独国人はズィーボルト親子、墺国人はハインリヒ・クーデンホーフなどがいた。彼らの日本人妻達は内助の功を発揮し、外交官達を親日にして日本近代化に活躍させた。
    本書は明治維新についても検証している。仏国市民革命・英国名誉革命に続く世界の三大革命と喧伝する人もいたが、明治維新はどうみても市民(豪商・豪農や町人)参加の革命ではなく、薩長等の武士階級による、政権争奪戦であり、それを欧州型の市民革命などと美化してはならない。
    明治政府は近代国家を目指したが、民主国家にはせず、シビリアンコントロールがない立憲君主国家としたことは、君主の天皇のご信任を戴いているから口出し無用という軍の暴走や官尊民卑の弊害に留まらず、七十七年後の日本を破滅寸前にまで追い込む原因になった。
    討幕に成功した新政府軍の裏面も隠してはならない。明治新政府に都合が悪い人々、江藤新平・大村益次郎、坂本竜馬、西郷隆盛・佐久間象山・小栗忠順他何人もの反政府や反薩長的実力者を暗殺、自死又は刑死させた事実をどう見るか。孝明天皇と徳川家茂将軍の公武の両トップが若年で急死したことにも不自然さがあった。
    (※本書は2021/6/25に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • プーチン 〔人間的考察〕

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    プーチン 〔人間的考察〕 

    作家:木村汎

    雑誌・レーベル:ディスカヴァーebook選書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 外交 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    現代政治の“スフィンクス”プーチンの実像を解明!“Mr. Putin, Who?”(プーチンって、8月~195一体、誰?)“What Putin Wants?”(プーチンは何を欲しているのか?)今、世界がその動向(思惑や出方)を固唾をのんで見守っているロシアのプーチン大統領。ロシア学の権威が、世界に先駆け、その実像を解明した野心的労作である。
    (本書は、2015年4年22月に刊行され、2022/06/23に電子化したものです。)
  • ウクライナ危機で世界はどう変わるのか

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    ウクライナ危機で世界はどう変わるのか 

    作家:神保謙

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / 政治 / 外交 / 軍事 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    ――ウクライナ危機以後の世界はどうなってしまうのか?

    ロシアのウクライナ侵攻後に起こるであろうゲームチェンジを多角的な視点で俯瞰的に解説する電子書籍シリーズ第1弾。

    本作では今回の戦争を個人(individual)、国家(state)、国際システム(international system)と3つのレベルに分類し、戦争が起こった背景や阻止できなかった原因に対する考察を試みる。

    本作では主に下記の問いを立てている。

    ・ロシアのウクライナ侵攻はなぜ起きたのか?
    ・プーチンをこのような立場に導いた構造とは何なのか?
    ・戦争を止めるための国際システムはなぜ機能しなかったのか?
    ・米国やNATOはロシアの軍事侵攻を止めることはできなかったのか?
    ・ロシアにはプーチン大統領を止めるシステムが存在したのか?
    ・プーチン大統領は、なぜウクライナ侵攻を決断したのか?
    ・仮にロシアの大統領がプーチンでなかったとしたら戦争は起きなかったのか?

    これらの問いに対し、自分なりの理解を深めたい方の道しるべとなる1冊。
  • ヴラジーミル・プーチン―現実主義者の対中・対日戦略

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    ヴラジーミル・プーチン―現実主義者の対中・対日戦略 

    なぜ、プーチンは大統領の座、もしくは権力の座に執着するのか?



    元毎日新聞社モスクワ支局長・石郷岡建著 待望の電子化


    「私はここ数年、ロシアが強くなるために働いてきた。ここ数年間に行なわれてきた(達成さ れてきた)ことを、私自身の手で無に帰するようなことはしない」
    ロシアを救ったのは、自分だ。エリツィン大統領時代の混乱期を立て直し、そのために、懸命に働いてきた。それを無駄にするようなことは許さない、ということであろう。強烈な自負と使命感だ。そして、この使命感の裏側には、KGBの諜報員として培われた国家優先思考と、国家 のために働くという国家主義的道徳観が、プーチンの内部に堅固に築かれているように思われる。

    (はじめにより抜粋)





    【目次】

    はじめに

    第一章 プーチンの素顔

    第二章 ソ連崩壊とロシア社会の変遷

    第三章 石油と天然ガスをめぐる戦略ゲーム

    第四章 衰退の危機にあるシベリア・極東ロシア

    第五章 ユーラシアのグレート・ゲーム

    第六章 膨張する中国、備えるロシア

    第七章 アメリカの一極世界は来なかった

    第八章 プーチンの朝鮮半島戦略

    第九章 東へ動くロシア

    第一〇章 北方領土問題解決の方程式

    おわりに

    付記
  • 国際結婚の社会学―アメリカ人妻の「鏡」に映った日本

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    国際結婚の社会学―アメリカ人妻の「鏡」に映った日本 

    国際結婚は、個人同士の結婚であると同時に、ふたりを育てた異なった文化間の「擦り合わせ」でもある。アメリカ人妻の言動が映し出す日本文化の特性を論じ、あわせて著者が垣間みたアメリカ文化の分析。
    (※本書は2015/1/1に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)
  • ヨーロッパ経済の基礎知識 2022

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    ヨーロッパ経済の基礎知識 2022 

    2020年代の最新のヨーロッパ経済を分かりやすく解説したテキスト。全ページカラーでグラフや写真が見やすくなりました。41の国・地域をカバーし,各国の経済・社会・文化・観光など幅広く解説。EUの仕組みと経済政策から,最新のフィンテック事情まで,ヨーロッパのことが何でも分かる1冊です。
    (※本書は2021/4/15に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • コロナの衝撃 感染爆発で世界はどうなる?

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    コロナの衝撃 感染爆発で世界はどうなる? 

    作家:小原雅博

    雑誌・レーベル:ディスカヴァー携書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / 外交 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    2019年12月、中国武漢市で起こった謎の新型肺炎は、瞬く間に世界中を恐怖に陥れた。
    新型コロナウイルスによって起こった複合危機によって、世界はどう変わっていっているのか。
    そして、今後の世界はどうなるのか。私たちは何をすればよいのか。
    国際政治学者が読み解くパンデミックの世界。

    <目次>
    序章 感染症との闘い—新型コロナウイルスがもたらす複合危機
    第1章 武漢戦疫
    第2章 政治への審判
    第3章 世界の不況と分断
    終 章 私たちは何をすべきか?
  • 東大白熱ゼミ 国際政治の授業

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    東大白熱ゼミ 国際政治の授業 

    テロ、難民、EU離脱、核・ミサイル、北朝鮮……
    元外交官・東大教授×現役東大生が
    「批判的思考」で世界の最重要課題に挑む!


    * * *

    ◆僕が東大でゼロから国際政治を考える理由――「はじめに」より抜粋

    あなたは、この日本がいま、平和だと思うだろうか。
    ありきたりな質問だと反射的にページを閉じようとする前に、
    少し立ち止まって、次のことを想像してみてほしい。

    小さな海を隔てた向こう側にある国では、いくつもの核兵器関連施設が存在し、
    今この瞬間にも核兵器の開発が着々と進められている。

    74年前に広島・長崎を襲った核爆弾の何倍もの殺傷能力を持つ核ミサイルが、
    1発や2発ではなく何十発も、僕らのいる日本列島を含む
    世界に向けて発射できる態勢が整えられつつある。

    気まぐれな指導者が発射スイッチを押さないという保証はない。

    観光客で賑わう別のある国では、3つのグループに分かれた過激派組織が
    コンサート・ホールやレストラン、カフェを次々と襲撃。
    銃の乱射や自爆によって130人以上が死亡、300人以上が負傷した。

    姿の見えない敵は、サイバー世界でも増殖を続けている。
    ある国のハッカー集団は、国家の情報機関と関係を持ち、
    日本も標的として、官公庁、防衛・ハイテク産業、
    通信・交通・エネルギーなどのインフラ部門を攻撃している。

    超大国の大統領はこれに対し、核兵器で応戦すると警告する。

    さて、あなたはこれを聞いて、背筋が凍るような恐怖を覚えただろうか。
    あるいは、不穏な時代の空気に、底知れない不安を感じただろうか。
    それとも、お決まりの警句だと、いつものようにうんざりしただけだっただろうか。

    もしそうだとしたら、本書はあなたのためにある。

    世界の危機を伝えるニュースは毎日のように報じられ、
    僕らはいとも簡単に感覚を麻痺させてしまう。
    慣れてはいけないと言われても、同じようなことを何回も言われたら
    誰だって慣れてしまうものだ。

    でも、今この瞬間だけでもいいから、考えてみてほしい。

    1930年代、昭和はじめの日本。大きな戦争もなく、
    日々穏やかに暮らしていた人々は、数年後に日本が
    大国アメリカと無謀な戦争を始めるなどとは思いもよらなかっただろう。
    そして、見慣れたいつもの平和な街並みが
    絶望的な焼け野原に姿を変えるとは、想像もしなかっただろう。

    平和は、失われて初めてその大切さがわかると言う。
    裏を返せば、僕らは目の前にある平和が当たり前のもので、
    ある日突然失われてしまうなどとは思わずに今を生きているということだ。

    しかしあなたは、平和を失ってもいいと思っているだろうか?
    明日にも戦争が勃発して、1分先の未来もわからないような人生を送ってもいいと、
    本気で思っているだろうか?

    ノーと答えたのならば、あなたがやるべきことははっきりしている。
    民主主義国家の一国民として、常日頃から世界の動きをフォローし、
    平和や安全の問題を考え、外交はどうあるべきか、周りの人々と議論し、
    小さくても何か具体的な行動につなげていくことだ。

    ただでさえ忙しい毎日。仕事や人生に関係しそうにないことに
    時間と労力を割くなんて億劫かもしれない。興味を持てないかもしれない。

    それでも、少しでも考えること、「なぜ」と質問することから始めてみてほしい。
    今の平和を続けていくためにも。
    そして、そんな批判的思考がこれからのあなたの人生にも
    きっと役に立つと、僕は信じている。
  • 図解 統計学超入門

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    図解 統計学超入門 

    “視聴率”“出口調査”“偏差値”“自動車保険”“平均寿命”“桜開花予報”

    「世の中の仕組み」「お金の流れ」「人々の行動」……
    すべては「統計学」で見えてくる!

    本書は「統計学の入門書」を読んだけれど、
    わからなかった人向けに書いた本である。
    “統計学の初歩と初歩”という、誰も書いていない分野に挑戦してみた。
    「これ以上は噛めない」というほど噛み砕いて、懇切丁寧に解説してある。

    ただ、超基礎レベルの統計学を知っているだけでも、世の中の見方は変わる。
    初歩の初歩とはいえ、あなどらずに取り組んでもらえば、
    身についた統計学は必ずあなたの武器になる。


    ■目次

    ・プロローグ そもそも「統計学」とは?
           “お金”と“労力”のムダをはぶく!

    ・1章 ヒストグラム、平均値、分散、標準偏差
        「統計学」は、ここからはじめよう!

    ・2章 正規分布
        もっともポピュラーな「分布の王様」

    ・3章 二項分布
        世の中の“さまざまな現象”がここにある

    ・4章 二項分布と正規分布
        「重要」なこの二つの分布の関係とは?

    ・5章 視聴率・出口調査のカラクリ
        「世の中の不思議」は統計学で解明される

    ■著者 高橋洋一(たかはし・よういち)
    1955年東京都生まれ。
    都立小石川高校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。
    1980年に大蔵省(現・財務省)入省。
    大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、
    内閣参事官(首相官邸)等を歴任。
    小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、
    「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。
    また、戦後の日本で経済の最重要問題ともいえる、バブル崩壊後の「不良債権処理」の陣頭指揮をとり、
    不良債権償却の「大魔王」のあだ名を頂戴した。
    2008年退官。
    現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長。
    『バカな経済論』『バカな外交論』『【図解】ピケティ入門』『【図解】地政学入門』
    『【図解】経済学入門』『99%の日本人がわかっていない 国債の真実』
    『【明解】会計学入門』(以上、あさ出版)、
    第17回山本七平賞を受賞した『さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)など、
    ベスト・ロングセラー多数。
  • 「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」第2回 ISILという壮大なる組織とテロ集団の真実

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    「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」第2回 ISILという壮大なる組織とテロ集団の真実 

    ISILのテロは世界的な問題になっているが、そもそもイスラム教とは何か、原理主義とは何か、なぜ若者はISILに志願して傭兵になってゆくのか。宗教と身近な反発心、そして社会からの疎外感、それを受け入れるイスラムテロ組織の関係を2015年2月時点の視点で解析する。
  • 何が戦争を止めるのか

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    何が戦争を止めるのか 

    作家:小原凡司

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / 外交 / ビジネス・政治

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    「今、世界は戦争に向かいつつあります。
    私は本書のはじめに、あえてそうはっきりお伝えしようと思います。」
    (「はじめに」より)

    戦争に対する立場には、大きく分けて2種類の立場が存在します。
    一つは、「国家は互いに協調すべき」と考える〈リベラリズム〉。
    もう一つは、「国際社会はパワーゲームだ」と考える〈リアリズム〉。
    この対立する2つの立場のいずれもが、戦争それ自体を望まないにもかかわらず、
    残念ながら戦争を止めることはできないと、著者は指摘します。

    では、何が戦争を止めるのか。
    現場(海上自衛隊部隊指揮官)と研究(東京財団研究員・制作プロデューサー)の
    両方を知り尽くした著者の提言「日本だからこそできること」には、
    戦争のない世界を実現するために、これから日本が向かうべき方向が示されています。

    ●目次
    第1章 世界中で「理想の崩壊」が起こっている
    第2章 リベラリズムとその限界
    第3章 リアリズムとその限界
    第4章 柔らかいリアリズムへ
    第5章 理想論抜きで戦争を止める方法
  • 図解 世界5大宗教全史

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    図解 世界5大宗教全史 

    宗教を知らずして、世界の歴史と今はわからない。
    宗教は現代のビジネスマンの必須科目だ。

    仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教。
    多くの信者を持ち、世界の文化、政治、経済に大きな影響を与えている5つの宗教の成り立ちから教え、相互の関係を歴史的にとらえ、豊富な図解でわかりやすく解説するのが本書である。

    解説文と図解が見開きで1項目になっているので、どこからでも読める。
    1~5章で重要な5大宗教について、6章はゾロアスター教、道教、神道、世界の新宗教ほかについて解説。7章では宗教学のエッセンスを解説し、読者に宗教を考える視点を提供している。
  • インバウンド地方創生 真・観光立国へのシナリオ

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    インバウンド地方創生 真・観光立国へのシナリオ 

    1980年に日本に入国した外国人は、わずか126万人でした。それが2014年に、1,415万人になりました。そして2015年には、約2,000万人になりそうです。この間、約16倍の増加です。2015年のクルーズ船による入国者数は、前年比2.4倍の100万人を記録しました。半数は、博多港からの入国者です。日本は、インバウンド後進国といわれてきましたが、入国者数だけでみれば、ついにインバウンド先進国の仲間入りです。
     それでも、フランスの8,200万人(2013年)と比較すると、「まだまだ」という声も聞こえてきます。しかし、ちょっと待っていただきたいのです。フランスは、EUの中心に位置しており、ドイツ、スペイン、スイスから陸路で行けるのです。空路と水路による外国人観光客数受入数は、フランスといえども3,068万人なのです。
     日本は、陸路でアクセスできない、珍しい先進国です。空港や港湾を活用しないかぎり、日本に来ることはできません。日本政府の新しいKPIである、2020年に訪日客数を4,000万人、2030年には6,000万人、さらにはデービット・アトキンソン氏の主張する2030年に8,200万人という壮大な目標を達成するためには、地方の空港、港湾を活用しなければなりません。千葉県から大阪までの東海道ベルト地帯に集中しているインバウンドを日本各地に誘客しなければ、さらなる高みを目指すことはできません。
     インバウンドの増加は、無駄と揶揄されてきた地方の空港、港湾の本格的活用、本格的国際化のきっかけとなりつつあります。佐賀空港、静岡空港、茨城空港も国際便が増えつつあります。
     もちろん、羽田空港、成田空港の容量増大も欠かせません。インバウンドには、観光客だけでなく、MICE(国際会議)への参加者や高度外国人人材、外国人ビジネスマンも含まれるからです。
     日本の観光後進性は、インバウンド数の少なさではなく、欧米のテーマパークの誘致やマカオやシンガポールのIR誘致を観光戦略と考えてきたその思考様式、観光業における低生産性、日本のホテル、旅館、旅行業者、航空会社の国際競争力の弱さにあります。
     インバウンド地方創生は、日本経済・社会のグローバル化、日本のGDPの底上げ、東京一極集中の抑制、地方経済の活性化、地方空港・港湾の黒字化、美しい景観の創出、ホテル、旅館の経営改善、空き家対策、観光業の労働生産性向上、離島の活性化、地方のローカル線の維持など、一石十二鳥になる妙策なのです。
  • 中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実

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    中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実 

    作家:荒木基

    雑誌・レーベル:ディスカヴァー携書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 外交 / ビジネス・政治

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    「イスラム国」の正体は、日々テレビでの報道を追っているだけでは根底まで理解することが難しい。その背景には、イスラム教そのものに対する理解と、現地にいる人にしかわからないリアリティを把握しておくことが欠かせないからだ。
    本書は、中東に長く滞在し報道に携わってきた特派員である著者が、テレビで端折らざるを得なかった部分を詳しく解説しつつ、極力専門的な話や小難しい内容を排して、「イスラム国」とは何か、彼らは何を狙い、何を求め、これから日本にどう関わってくるのか、またそもそもの根底である「イスラム教」とそれにまつわる世界とはいったい、どういうものなのかをエピソードを交えながら語った、画期的な一冊である。

    「この本を書こうと思ったきっかけは、黒服面男「ジハーディ・ジョン」が映像で発した日本への警告だ・テロリストからこうもあからさまに敵と宣言されたのに、私たちは相手のことをあまりにも知らなすぎる」(本文より)
  • 右傾社会ニッポン

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    右傾社会ニッポン 

    作家:中野雅至

    雑誌・レーベル:ディスカヴァー携書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 社会 / 外交 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    日本は「右傾化」しているといわれている。ネット右翼、憲法改正論、中国や韓国との軋轢、さらには「美しい国」ニッポンという自画自賛など、たしかにその兆しはあるようにも思える。
    しかし、はたしてこれらは本当に右翼の台頭を示すものなのだろうか? 右翼による社会改革はありえるのか?
    本書は、日本に蔓延する「右翼的」な雰囲気の正体を、国内の経済衰退と自信の喪失、日米中韓の関係性の変化から読み解き、右傾社会の実体を明らかにしていく。さらに、政治家や官僚などエリートが右傾化することに警鐘を鳴らしつつ、厳しさを増す国際環境をサバイブできる合理的な「中道・右翼政権」の出現を期待する。
  • 強欲資本主義を超えて 17歳からのルネサンス

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    強欲資本主義を超えて 17歳からのルネサンス 

    リーマン・ショックとそれに続く経済危機とは、人間の精神の荒廃が招いたものでした。
    「祇園精舎」に始まる、琵琶法師が語った平家物語冒頭の一説。それはまさに覇道に走るウォール街のモンスター投資銀行の末路を示すものに、僕には聞こえます。
    そして、それは、「今までの資本主義」が近い将来、その終焉のときを迎えることをも物語っています。
    壇ノ浦の潮の目を前にした僕の目には、「今は壇ノ浦」のように見えました。見えるというより「確信」しました。こうした確信を持って今後の世界を考えるのか考えないかによって、人一人ひとり、企業一社一社、また国一国一国の将来が大きく異なってくると思います。

    ──バンカー(銀行員)として、インベスター(投資家)として、この四半世紀を、ウォール街のただ中に生きてきた著者が、「強欲資本主義いまだ死なず」と憂えつつも、世界の随所に見られる新しい時代の芽吹きを伝える。そして、若い人たちによる、「強欲資本主義」という名の「教会」からの人間性の復興──17歳からのルネサンスを呼びかける。
  • ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか

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    ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか 

    作家:青木高夫

    雑誌・レーベル:ディスカヴァー携書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 外交 / ビジネス・政治

    投稿数0件
    1998年の長野オリンピック、日本のスキージャンプ陣はビッグジャンプを連発し、ラージヒル団体金メダルを獲得、個人でも船木が金、原田が銅という輝かしい結果を収め、日本人を熱狂させました。
    その直後、国際スキー連盟はルール改正の検討を開始し、翌年新ルールを発表。「日本叩きだ!」とマスコミを日本中が憤ったものの後の祭り。日本ジャンプ陣は一転して、長い低迷の時代に入ることとなりました。

    こうした日本の“勝ちすぎ”を抑えつけるような国際ルール変更は枚挙にいとまがありません。
    スポーツでは、
    ・国際柔道におけるルール変更、
    ・ 16戦15勝を誇ったF1マクラーレン・ホンダのターボエンジン禁止

    ビジネスでは、
    ・ 日本二輪車の攻勢に苦しむハーレーダヴィッドソン救済のための輸入関税45%引き上げ
    ・ 米国議会の圧力による自動車の対米輸出の自主規制
    ・ 日本に厳しい措置がとられた日米半導体協定
    などがその代表です。

    なぜ、欧米人は平気でルールを変えるのでしょうか?
    これからも日本人は理不尽をガマンしなければならないのでしょうか?

    著者は、こうした事態の背景には、「ルールに対する考え方の違い」があるといいます。
    「ルール作り」から喧嘩がはじまるのが欧米流、それに対して、日本人は「ルールの守りすぎ」で「ルール作りには無関心」です。

    こうした違いを乗り越えて、スポーツやビジネスで、あるいは、温室効果ガス削減目標といった国際政治の舞台で、日本人が世界と対等に闘うためには何が必要なのでしょうか。これからの時代の日本人とルールのあり方を問う一冊です。
  • チャイナ・ジレンマ 習近平時代の中国といかに向き合うか

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    チャイナ・ジレンマ 習近平時代の中国といかに向き合うか 

    作家:小原雅博

    雑誌・レーベル:ディスカヴァー携書

    ジャンル:社会・政治 / 小説・実用書 / 外交 / ビジネス・政治

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    「チャイナ・ジレンマ」とは、めざましく経済成長を続ける中国がもたらす経済チャンスと、一方で軍事力の伸長が生む政治・安全保障リスクの「ジレンマ」のことだ。
    日本のみならず、少なからずの国々が、このチャイナ・ジレンマ直面している。この「チャイナ・ジレンマ」にどう向き合うか、経済チャンスを拡大しつつ、政治・安全保障リスクを低減していくという対中関係のマネージメントは難度を増している。
    しかし、日中両国は永遠に隣国同士であり、経済的互恵関係を発展させつつ、共存共栄を図ることが両国の共有する国益だ。両国の基本政策は体制の相違を超えて全体としての日中関係を安定的に発展させていくことである。
    現役の外交官として対中外交に関わってきた著者が、10年ぶりの中国指導部の移行期にあたって、中国の外交や対外姿勢の背後にある政治や社会の変化を読み解き、安定した日中関係構築に向けて私たちに何ができるかを考察する。
  • 中国13億人を相手に商売する方法 「カネ」ではなく「チエ」で勝負する

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    中国13億人を相手に商売する方法 「カネ」ではなく「チエ」で勝負する 

    これから中国で小売業、飲食業ほかサービス業を始めてみようと考えている人、すでにそうしたビジネスを中国で展開しているけれど、もうひとつ伸び悩んでいるという人にとっての必読書が誕生しました。

    著者は上海在住のコンサルタント。日系企業に対してマーケティングを中心にコンサルティングをおこなってきた豊富な経験から、成功法則を伝授しています。

    いままでの中国ビジネス本は、中国を生産拠点にしようとするメーカーの人たちを対象とするものが主流でした。ですから、中国人従業員や取引企業、また地方政府との付き合い方を説明する内容が多かったのです。

    中国経済が高成長を遂げ人件費も高くなった現在、中国は生産拠点としてのメリットがなくなりつつあり、撤退する企業も増えています。そのため中国ビジネスに関して悲観論が聞かれますが、それは誤っています。これからの中国ビジネスは中国を13億人の巨大な消費市場と考え、日本人あるいは日本企業ならではの商品やサービスを提供して儲ける時代に入ったと考えるべきなのです。

    本書は、中国人消費者に対してどのようにアピールすることが売上拡大につながるのか、中国人の心理とロジックに裏打ちされたさまざまな方法を、具体的な事例とともに解説しています。また、中国企業や中国人従業員との付き合い方も、サービス業を前提として論じているところが大きな特徴です。

    本書を読んで、あなたの会社の商品やサービスを中国で売って売って売りまくろうではありませんか!