完結
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小3の息子・順也がいる専業主婦の美希は、高学年になる前にささっと済ましとけ…くらいの軽い気持ちでPTAの役に就くことにする。そして選んだのは一番ラクそうな文化委員…経験した人に聞くと、自分たちから言い出しさえしなければほとんど大した仕事はないとのこと。そして初めての分科会に出席すると、美希と同じマンションに越してきた矢崎桂子という女性が一番面倒くさい委員長に立候補してくれて、一同ホッと一安心…かと思いきや、なんと彼女、有名な絵本作家を招いての講演会を開催したいと言い出したのだ! ええっ、なんでわざわざそんな面倒なこと!? まあどだい、そんなの引き受けてもらえっこないわと、美希を筆頭に知らんふりを決め込む委員たちだったが、一人必死に講演会開催に向けて邁進していく桂子の姿勢を見ているうちに、皆の心のうちに徐々に変化が生まれてゆくのだった――。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.3」の内容と重複しています。ご注意ください)