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小山田いく

」のタイトル一覧 31件
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  • 霊能バトル

    完結!

    霊能バトル 

    芹多実男 (せり たみお) が小学生の頃に海で出会った少女。
    二人はすぐに仲良くなり一緒に遊んだが、その時、突如浜を襲った地震と津波に遭遇し、名前も聞けないまま、離ればなれに…。
    時が経ち、中学2年生になった多実男は、そんな事を思い出しながらその海水浴場のそばにいた。
    親戚の五行家を久しぶりに訪れた多実男。
    そこには多実男と同い年のいとこ、彩(さい)がいたが、いきなり目の前に出てきた彩の姿に多実男はビックリ!
    なんとも怪しい格好で多実男の前に現れた彩だが、なんと、実は彼女は今や近所でも評判の霊感少女だったのだ。
    多実男をタミーと呼び、有無を言わさず除霊の助手として引っ張り出す彩。
    散々な目に遭い、助手を断ろうとする多実男だったが、彩に海で出会った少女の事を言い当てられ、彼女を探し出してもらうため渋々助手を続けることになり…。
    彷徨える画家の霊からテレビスタジオの地縛霊、はたまた友達の家に取り憑いたちょっとエッチな幽霊まで、彩とタミーのドタバタ除霊が始まった?!
    彩とタミーの凸凹コンビが繰り広げる、ちょっとほのぼの、たまにエッチな霊能コメディー!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『昔、ある殿様が、悪さをした使用人を数人殺しました。すると夜毎その幽霊が出るので困った家来が殿様にそれを伝えると、殿様は「殺しただけでは飽き足らぬ連中だったが、極楽にも行けず迷っているとは、いい気味だ。」と言ったそうです。それ以来、幽霊は出なくなったとか…。あ~人間って怖い。』
  • 島崎藤村物語

    完結!

    島崎藤村物語 

    作家:小山田いく / 高木達

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / 歴史 / 政治・ビジネス / 読者体験

    投稿数0件
    明治14年、長野県(現在は岐阜県)の馬籠宿から兄弟と共に上京した島崎春樹は明治学院を卒業。
    明治女学校に英語教師の職を得ると共に女学雑誌社で詩人、北村透谷、作家、星野天地らと親交を深めながら文学の道へと足を踏み入れるが、それは決して平坦な道ではなかった。
    教え子への慕情と自責、世の中の混乱、愛する人との別れ。
    一度は悩み、全てを捨てて旅に出た春樹だったが、やがて自らの文学の道を見出し、名を藤村と変えてその道を歩み始める。
    「夜明け前」「千曲川旅情の歌」などの作品で知られる詩人、小説家の島崎藤村が信州、小諸に居を構える前、文学者として歩み始めた頃を描いた高木達の脚本による演劇を小諸出身の漫画家小山田いくがコミカライズ!
  • 小山田いく まんが昔ばなし傑作集

    公開中!

    小山田いく まんが昔ばなし傑作集 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / ホラー / 歴史

    投稿数0件
    日本の各地に古くから伝わる昔話。
    それらはあるものは面白おかしく、あるものは教訓的な内容をもって今の世に至るまで長く語り継がれて来た。
    しかし、これらの昔話のルーツをたどってゆくと、その先に見えてくるのは実は人間の情念に彩られた生々しく、そして禍々しい物語なのかもしれない。
    鶴の舞う村である日突然老夫婦の前に現れた美しい女性…「鶴の恩返し」、藪の中で旅の夫婦に起きた惨事が意外な者の口から語られてゆく「藪の中」、若返りの水を探して一人で山に入った妻を探しに行った夫が見た物は…?「若返りの水」など5作品を収録。
    「すくらっぷ・ブック」などで若者のみずみずしい青春を、また「風の宿」などで情緒あふれる大人の物語を綴って来た小山田いくが心機一転、新しい切り口で描いてゆく新シリーズ第1巻!
  • Queen Bee

    完結!

    Queen Bee 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / 動物・ペット / ファンタジー

    投稿数0件
    花邑姫蜜(はなむら ひみつ)は12歳。蜂と心を通わす事の出来る不思議な女の子。
    これはそんな姫蜜と、転地養蜂で日本各地を巡る九州は熊本の養蜂一家の物語だ。
    転地養蜂とは春真っ先に花の咲き始める九州や四国から花を追って日本列島を北上し、ミツバチを育てながらハチミツを採る仕事。
    今年は春から中学生になる姫蜜を家に残して熊本を発った花邑たち一行だったが、そんな彼らの元に姫蜜が蜂たちをおって家出をしたとの一報が入るところから物語は始まる。
    やがて花邑たち一行と合流し旅を始める姫蜜。
    春から夏、そして秋、冬と季節が移り行く中で彼女は旅を続け、時には人と出合い、時には自然の驚異に直面し、時にはその脅威と真っ向から戦いながら蜂たちと寄り添い日々を過ごしてゆく...。
    日本の四季の中で自然と寄り添いながら生きてゆく養蜂家の生活、そして蜂たちの生態を小山田いく先生が緻密に調べ上げ、丁寧に描き上げた逸品を是非とも味わってみてください。
    その他、占いを通じ人々に幸せを示すと言われる「吉祥師」が日本屈指の財閥、真田グループの後継者争いに絡む連続殺人事件をその占いと鋭い推理で解決してゆく「吉祥師京太郎の推理」。
    この恋は本当自分が望んでいた物なのか...今まで単行本化されていなかった幻の作品、恋に悩む高校生の姿を淡々と描いた「ダスト、ジャケット」を収録。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    「昆虫は人間とは全く別の進化の道をたどり、むしろ人間より地球に適応して繁栄している生き物なんだそうです。小さな頃から不思議な連中だとは思っていましたが、やっぱりすごいやつらです。」
  • 五百羅漢

    完結!

    五百羅漢 

    2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。
    第1巻は表題作品「五百羅漢」の他短編4作品を収録しました。

    「五百羅漢」…雑誌「野仏」の専属ライターとして石仏を取材して歩く数巳(かずみ)と恋人の美津子(みつこ)は2人で美津子の実家を訪れる。
    それは村にある五百羅漢を訪れるためだったが、村ではこの場所は立ち入り禁止という暗黙の了解があった。
    五百羅漢を訪れてからいつもと違う暗い雰囲気を漂わす美津子と数巳を見て亡き従弟、純生(すみお)の名前を呼ぶ美津子の兄に違和感を覚える数巳。
    やがて数巳は美津子に隠された秘密を知る事となるが、その時彼を不可解な現象が襲う…。
    その他、訪れる人もいない山荘を守り続ける老人とそこを訪れた一人の女性。老人はやがて女性に山を愛し、山を描き続けた一人の男について語り始める…「山荘夜話」、薄幸の少女、災子は交通事故で命を落とすがひょんな事から妖怪「猫又」になり?!の「災子、猫又ね!」、とある中学校の庭にある卒業記念の桜とそれを守り続ける教師、朝森(あさもり)。植物を愛する少女、春水(はるみ)は朝森との触れ合いを通してその桜に寄せた人々の想いを知る…「記念樹」、あとわずかで定年を迎える刑事、岩佐の元に配属されてきた新人刑事、栗林奈美。彼女は岩佐が心残りという事件を再捜査するよう、彼に力をかすが、その裏には彼女の隠された秘密があった…「風舞人」。

    今回の配信にあたり、特別に録り下ろした『すくらっぷ・ブック』の登場人物・桜井光代のモデル・光代さんのインタビューを掲載しています。
  • くすのき亭の日々

    完結!

    くすのき亭の日々 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / ホラー / 4コマ / 学園 / 動物・ペット / 医療 / / ミステリー・サスペンス /

    (3.0/5.0)投稿数1件
    一昨年母親が急逝してから父と一緒に大衆食堂「くすのき亭」を切り盛りする楠了子(くすのき りょうこ)。
    以前は色々夢もあったような気もするが、今は淡々と店の仕事をこなす毎日…そんな毎日の筈なのだが、彼女の周りにはいつも不思議な出来事がついて回るのだった。
    ある日、閉店直後に電話が鳴り、了子が受けるとそれはラーメンの注文だった。
    自分で調理し出前に行った了子だったが、電話をしてきた女性はこの世の者では無かった。
    そしてその日から了子の元には閉店後のラーメンの注文が入るようになる。
    了子は何者かに憑かれたように夜の出前を繰り返すが…。
    その他、表題作品「くすのき亭の日々」の他、とあるレストランのオーナーが突然家に友人の娘を住まわせたことからそのオーナーと息子の間に起きる出来事を描いた「すぺしゃる料理人」、昔一緒に遊んだ男の子の面影を追って信州、小諸を訪れた女性の一日をほのぼのと綴る「約束」を掲載。
    小山田いくが大衆食堂「くすのき亭」の日常にからめて、人間の機微を丁寧に描く珠玉のホラーストーリーの決定版!
  • 魑魅

    完結!

    魑魅 

    河童、猫又、人魚など、世の中には昔から正体のわからない生き物が語り継がれて来た。
    そしてそれらは今も存在する…。
    私立十種高校には部員がたった二人しかいない生物部があり、その部室の地下には数多くの正体不明の標本が安置されていた…。
    ある日、この生物部の二人、東森 覚(ひがしもり さとる)と専女 摩未 (とうめ まみ)のもとに2年生の白河啓子(しらかわ けいこ) が猫の死体を抱いて現れた。
    目の前で車に轢かれて死んだその猫をせめて綺麗な姿で葬りたい、という彼女の願いを受け遺体の修復を引き受けた東森は、その修復の際に地下にあった猫又の手と言われる標本を欠損部の修復に使用した。
    そして…翌日に彼女は姿を消し、彼女の周りの生徒が次々に事故に遭い始める。
    果たしてこれは猫又の呪いなのか?!
    その他、東森が部室に保管してある河童のミイラを返せと必死の形相で部室を訪れた女。その女と河童のミイラの意外な正体は…「河童の巻」、人の怨念が腫瘍になって現れると言われる人面疽。その標本が生物部室から盗まれた。その盗難直前に生物部室を訪れていた少女は夜道でその標本を顔に投げつけられ、やがて少女の顔には不気味な腫れ物が…「人面疽の巻」、生物部室に置かれた哺乳類の内蔵の標本とその中から出てきた人の目玉。調査の先に見えてきたのは人と動物の絆の物語だった…「名のない内蔵の巻」など。
    古くから言い伝えられる正体不明の動物たち。それらの物語を通じて小山田いくが人の心の機微を描く、感動ホラーコミックの決定版!
  • 合歓リポート

    完結!

    合歓リポート 

    小春日 合歓(こはるび ねむ)は14歳、小さい頃から身体が小さく、臆病な中学生。
    両親は大気汚染、河川の汚染などの問題が「公害」と呼ばれた時代に育ったが、彼女にとってはそれは既に昔の事、いや、昔の事の筈だった。
    小学5年生の時、合歓の友達、省二(しょうじ)が新しくできた道路の脇の池で酸を被ったような状態で亡くなっているのが発見された。
    それから3年が経ち、合歓は今も現場に建つ地蔵に花を手向けるが、当時一緒にいた本田、千香の二人は目の前の事だけに夢中な毎日だ。
    そんなある日、地蔵に花を供えに行った合歓は、地蔵の顔が醜く変わっていることに恐怖する。
    同じ時、合歓の前を通り過ぎた女性があの時と同じように死んだ。
    そして、あらためて現場を訪れた合歓、本田、千香の3人に恐怖が忍び寄る。
    その他、海に遊びに来た合歓といとこの早苗が、そこで村の男たちの奇妙な行動を目撃して…「死水母」(しくらげ)、肝試しでとある博覧会の跡地に来た合歓たち。そこで彼女たちが見たのは幻か、恐るべき人類の未来か…「枯れた地平を見ぬように」、誤って学校の地下室に閉じ込められた合歓たちが見た遠い日の飢餓の記憶 「フォメ(飢餓)」 など。
    現代の人類が抱える数々の問題を小山田いくがホラータッチで鋭く切り込む意欲作!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『あなたは何か怖いものがありますか? 幽霊…地震…暴力団…テスト…タレントAさんの顔……。何かあるでしょう? 恥ずかしいことじゃありません。怖いものを怖くなくすことで、街は進歩してきたんですから…。だから今、ほんの少し、自分のまわりを見て、怖いと思ってほしいんです。山ほどある怖いことに、気づいてほしいんです。』
  • アニマルDr.由乃

    完結!

    アニマルDr.由乃 

    人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
    人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
    染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
    失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
    ある日、白猫ルリを連れ動物病院に訪れた少年は、まるで少年の方が病気のようだった。
    そして…不思議な事に少年が体調を崩す前には必ずルリが体調を崩すという。
    そんなルリを少年は「運命を知らせる猫」と可愛がっていたが、実はルリは重篤な病気を患っていた。
    由乃の必死の治療に次第に回復の兆候を見せ、退院していったルリだったが、ある日突然ルリが失踪。
    ルリを探す由乃はやがて不思議な出来事に巻き込まれて行き…。
    その他、可愛がっていた子犬の突然の死をきっかけに街を徘徊する様になった老女。老女の娘は彼女に同じパビヨンの子犬を与えて落ち着かせようとするが、何故かやがて娘の方がその子犬に怯え出し・・・「ペットロス」、黒崎動物病院の建物では以前殺人事件が有ったという。そして、以前はこの家の令嬢に飼われていたというキバタンの「ヒメ」は、その事件にまつわる、ある夫婦の悲しい物語を全て見ていた…「語りつづけたヒメ」など。
    動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第1巻!
  • 衆楽苑

    完結!

    衆楽苑 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / 学園 / 料理・グルメ / 癒し / ヒューマンドラマ / 医療

    (5.0/5.0)投稿数1件
    昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
    多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
    そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
    創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
    今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。

    夢を追い、東京へ出て来た長田と鮎川。
    衆楽苑で食事をした二人は景気づけにとウェイトレスのおばさんから餃子をごちそうしてもらう。
    2人は3年後にここで再会する事を約束し、おばさんにそれを告げてそれぞれの道を歩き始めるが…。
    その他、家族を嫌悪し、東京に出て一人暮らしをしていた若者が体を病んではじめて気づく母親の愛情「赤い爪」、頻繁に店を訪れ昔話をする老人。だが、彼の本当の歴史とは…「歴史」、ある石屋がテレビで紹介された事で昔の仲間から連絡を受けるが、それは終戦直後の彼の許し難い経験を思い起こさせるものだった…「雑炊」など。
    人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『東北・上信越に住む人にとって、上野駅は特別な駅です。上野駅はそれ自体が、故郷と都会をつなぐ大きな待合室なのです。故郷から都会へ、都会から故郷へ、気持ちを切り替えるための、待合室なのです。そんな、様々な心の交錯する上野駅のような食堂を、描きたいと思っています。』
  • どん亀サブマリン

    完結!

    どん亀サブマリン 

    時は西暦2034年、巨大地震で日本は海底に没し、日本人のほとんどが海外に移住し、ごく一部の人々が海底に浮遊都市を作って生活していた。
    これはそんな海底都市で暮らす中学生の物語。

    浮遊都市に暮らす亀 波道(かめ なみみち)、明科 満帆(あかしな みつほ)、泊 白夜(とまり びゃくや)、 十文字求美(じゅうもんじ もとみ)は夏休みの課題で海に住むプランクトン採取をしていたが、なかなか良い物が見つからなかった。
    業を煮やした満帆は立ち入り禁止になっている日本海溝に入ってゆくがそこで巨大なプランクトンに出くわす。
    それは深海バイオ研究所の大山田 剛(おおやまだ ごう)所長が秘密裏に研究を進めている産物だった。
    深海バイオ研究所の口封じのために捕らえられてしまった満帆たち4人。
    果たして、彼らは脱出する事が出来るのか?
    「ぶるうピーター」の登場人物の孫たちが繰り広げる小山田ファン待望のアクションコメディの決定版!その他、「むかしキュービック」、「ゲーム、オーバー」、「空と呼べ」、小山田いく先生本人と弟のたがみよしひさ先生が、ただただ無節操に繰り広げる怪談話「無節操に怪談」の4作品を収録!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『読み切り作品というのは、短い夏の中にいろんな要素をまとめなければならないので、いつも苦労します。けれど、それだけに一作一作脳ミソと腕をフル稼働させるわけで、描いた時の七転八倒の苦しみやノリ具合などが、夏の間にチラチラ見えて愛着も深いものです。
    僕のはじめての短編集が、みなさんにとっても愛着の深い本になってくれればと願っています。』
  • ラスト・シーン

    完結!

    ラスト・シーン 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / 学園 / ヒューマンドラマ / スポーツ / 社会派

    投稿数0件
    人はその人生の中で様々なラスト・シーンを迎える。それは時に次のステップに踏み出す一歩となり、時には澱(おり)のように心に染み付き、自分をも苦しめる…。
    香霧高校でチャランポランな生活を送る巴木(ともえぎ)と曽良(そら)。
    ある日、校舎の裏で煙草を吸っていた二人はビデオカメラを持ったテニス部の女子に見られていた事に気付き、映像を消してもらうように頼みに行く。
    そのテニス部員、花屋 典子(はなや のりこ)は、かつて花形選手だったが、試合中の怪我で今はビデオ撮影係に甘んじていた。
    自分の選手としての最後の試合が記録として残っていない事から自分の中で整理がつかず、悩み続ける典子。
    そんな典子に巴木と曽良は典子のラスト・シーンの証を探し始めるが、曽良と巴木、それぞれの過去も次第に明らかになって行き…!
    人生の中で必ず直面する「ラスト・シーン」。
    そのラスト・シーンを人はどのように受け入れれば良いのか?
    特別読み切り『三畳紀のシンデレラ』も収録した小山田いくが問いかける青春ストーリーの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『一度にいろんな事を始めて、しかも続けていける人は、そう多くありません。だから、僕たちは何かを始めては終え、別の事を始めては終えて、過ごしています。毎日の中に、小さな「ラスト・シーン」は、いっぱいあるんです。それに目を向けてみたいと思って、この作品を作りました。』
  • 空っぽの命

    完結!

    空っぽの命 

    高校2年生のみどりは兄夫婦と同居していた。
    それは両親の転勤の多さのせいで、兄夫婦のせいではない。
    しかし…みどりは仲睦まじい彼らの様子に疎外感を感じており、更に彼らに子供が出来た事がわかってからというもの帰りの遅い日が続いていたのだった。
    そんなある夜、みどりの元に人体模型の部品が送られて来た。
    はじめは気味が悪いと、困惑したみどりだったが、いつしか取り憑かれたように組み立てるようになり、作業が進むにつれて彼女の周りに不可解な事が起こり始めるのであった…!
    その他、「宝石箱」、「夏の終わり」、「十年地獄」、「幻の舞う道」、「落ち葉の下」などを収録。みずみずしい青春群像、心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地に挑んだ珠玉ホラーシリーズの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『子どものころ、人体のプラモデルを買ってもらい、少し怖くてドキドキしながら作ったことがあります。「空っぽの命」は、その時を思い出しながら描いたのですが…。そういえば、あのプラモデルも…いつの間にかどこかへ消えてしまいましたっけ。』
  • きまぐれ乗車券

    完結!

    きまぐれ乗車券 

    作家:小山田いく

    雑誌・レーベル:エンペラーズコミックス

    ジャンル:青年マンガ / 学園 / ヒューマンドラマ / ラブストーリー

    (4.0/5.0)投稿数2件
    九城;興生(くじょう おきお)、高校2年生。
    兄が経営する九城出版で歴史と文化の雑誌、「おのごろ」の雑用係も務めている。
    ある日、兄に言われて長野に取材に向かった興生だったが、切符を買おうとする興生の前に一人の女の子が急に現れ、強引に一緒に長野行きの切符を買わされる。
    彼女の名は江馬 環(えま たまき)。
    あまりに世間知らずで奔放に振る舞う環に振り回されながらも心配でつい世話を焼く興生だったが、どうも環には厄介なお家の事情があるようで、興生もいつの間にかトラブルに巻き込まれてしまう。
    そんな中、世間知らずながらにしがらみを振り切って一歩を踏み出そうとする環に、興生は彼女の背中を押す事を決意した。
    そして、そこから二人の旅が始まった…。
    緻密な鉄道描写も必見!鉄道での旅を通じて興生と環、そして旅先で出会う人々との心の触れ合いを描いた小山田いくのハートフルストーリー。
    巻末には当時の単行本には未掲載の「興生と環の20年後」のイラスト&コメントも収録!
  • 臨死界より

    完結!

    臨死界より 

    風呂釜の爆発事故にあい、大火傷を負い病院に運び込まれた果菜(かな)。
    彼女が目を覚ますと、そこにはおどろおどろしい世界「臨死界」が広がっていた。
    生死の境を彷徨う彼女が体験した恐怖体験とは…!
    表題作ほか、『魂七夕』、『送り火ゆれて』、『渡り鳥たち』、『雪降る夜に』を完全収録。みずみずしい青春群像、心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地を切り開いた珠玉のホラーシリーズ決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『10数匹、猫を飼っていると、中には人の声のような鳴き方をするやつがいて、夜一人で仕事をしていると大変不気味です。窓の外や天井裏から、「あなた」とか「まあるいお肉」とか、意味不明の声がするのはとても不気味です。はたして全部が猫の声なのか、疑問なのも怖いところです。』
  • もののけトゥモロウ

    完結!

    もののけトゥモロウ 

    ある日、新婚の雲上忠夫(くもがみ ただお)と愛子(あいこ)の元に突然落ちてきた「もののけ」の二人、紫電(しでん)と美風(みふう)。
    それから12 年、紫電と美風の二人は 忠夫と愛子の子どもとして普通の学校生活を送っていた…はずだったのだが?
    時は折しも学校、役所など、あちこちでコンピューター導入が始まった時代。
    そんな中、ひょんな事から自我と知識欲を持ったコンピューターが現れた!
    そのコンピューターは二人のクラスメイト、北原知子(きたはら ともこ)と有坂修(ありさか おさむ)をも巻き込み解析不能である、もののけの二人をこの世から抹殺しようとする!
    そこに妖怪ハンターの熊野堂権蔵(くまのどう ごんぞう)やら人間界に暮らす他のもののけ、 木霊の児玉藍葉(こだま あいは)に妖チョウの四月一日菜乃(つぼみ なの)までが現れて再び落ち着かない毎日が始まり…息もつかせぬバトルの中に涙のスパイスを加え、小山田いくが遊び心満載で描いたドタバタ妖怪コメディーの決定版!
    巻末に読み切り「ボッシュの地平線」も併せて収録!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『妖怪(もののけ)には、さまざまな名前がついてます。これらは、大昔からあった名ではなく、ほとんどは江戸時代にできたものだそうです。なぜなんでしょう? これほど多彩な妖怪を作ったのは、実は江戸時代の遊び心なのです。人間が本当に自然を恐れていた頃は、妖怪は『鬼』や『天狗』だけで十分だったのですから。だから僕もこの作品を自分の遊び心で描いてみました。』
  • 風の宿

    完結!

    風の宿 

    東京の動物病院で働く獣医師、鹿間一成(しかま かずなり)は院長を殴打する事件を起こし、病院をクビとなる。
    妻にも逃げられ、彼女の連れ子で10歳になる諷子(ふうこ)と共に両親が亡くなって以来、一人立ちするまでの間、育ててくれた故郷の信州の伯父夫婦の家で動物診療所をはじめることになるが…。
    田舎の暮らしと自然との関わり、そして昨今話題に上がる親子の絆…小山田いくが淡々と描く名作第1巻。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『山国に住んで、庭の生き物たちや、山の様子などを毎日見ていると、時々、TVのドキュメンタリー番組で紹介される自然の驚異を見た以上の、驚きに出会うことが時々あります。そんなエピソードや、山で暮らす人々の気持ちを、少しでも描けたらと思っています。』
  • あの悪魔

    完結!

    あの悪魔 

    交通事故を目撃してから連日悪夢にうなされるようになった「つぐみ」は心配する親友の朝子に8年前に起きたある事件の事を話し出した。
    8年前のある日、近くに住んでいた占い師のお兄さんとよく遊んでもらっていたつぐみは、いつも遊んでいた近所の野良犬が殺されていたのを見つける。
    一緒にいたその占い師は犬を埋めて供養した後、つぐみの手についた血を洗うため河原に連れて行くが、突如、悪魔に変身し、つぐみに襲いかかり、つぐみはその悪魔を傘で刺したと言うのだ。
    そして、その悪魔が…夢に出る様になったのだと。
    だが、不思議と近所の人や昔のクラスメイトはそんな事件は知らないと言う。
    朝子は調査を行い、8年前、占い師の男性がつぐみに刺され、いまだに病院で意識不明でいる事を突き止めたのであった!

    表題作のほか、大晦日に一人で田舎のおじいさん、おばあさんに会いに来た女性の恐怖とその思いがけない結末「大年の客」、ハイキングの途中で怪我をした女の子二人組が見た不思議な花園「幽かな花」、雨の午後、教室で怪談話を始めた女の子たちの前に現れて話をしてくれた先生…だが、その先生が実は!?の「妖雨つづり」、など。
    みずみずしい青春群像、そして心暖まる人間ドラマを描き続けた「小山田いく」が新境地に挑んだ珠玉ホラーシリーズの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『「あの悪魔」を描くために、久しぶりにタロットカードを並べてみました。そして、いくつかの事を占ってみたのですが…今になってみると、当たった事はひとつもありませんでした。もともと霊には鈍感な僕ですが、占いのほうの素質も皆無のようです。』
  • むじな注意報 !

    完結!

    むじな注意報 ! 

    月白中学1年4組に転校してきたのは、風の中から、ふらりと現れたような不思議な少年、「むじな」クン。
    月白中学1年4組。優等生の島博文はいつも騒ぎを起こす柳原一秀、勝ち気でうるさいクラス委員の山野辺水葵(やまのべ なぎ)、頼りにならない同じクラス委員の芝浦圭司(しばうら けいし)たちに囲まれながら落ち着かない日々を過ごしていた。
    夏休みの登校日、暑さにフラフラしながら歩いていた島は見たことの無い男の子に話しかけられる。
    そんな時、1年4組では又も大騒動が持ち上がっていた。
    学校に着くや否や大騒ぎに巻き込まれ、疲れと暑さで倒れる島。
    そんな島の前に再びさっきの男の子が現れると、彼は島に問題解決のヒントを与えて立ち去った。
    不思議な男の子「むじな」こと無品誠と1年4組の、それが最初の出会いだった…。

    その他、ボーイフレンドの転校に落ち込む春日愛美(かすが まなみ)の前にふらりと現れたむじなが彼女に元気をお裾分けの「雨待ちむじな」、クラスでいつもひとりぼっちの女の子、内山礼子(うちやま あやこ)がむじなに名前を覚えてもらい涙する「あなたはだあれ?」、むじなに意外なストーカー!?の「追いかける人」など、等身大の中学生たちのハートフルなストーリーで圧倒的な支持と共感を得た「すくらっぷ・ブック」から16年、小山田いくが再び中学生たちを描く学園ドラマの名作!
    みんなをホッとさせるニコニコ顔で心のオブラートを溶かし、友情を紡ぎ出してゆきます…。

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『たまには空を見上げていますか?
    たまには雲の形を追っていますか?
    たまには花の顔をながめていますか?
    ──毎日笑っていますか?
    むじなは今日も笑っています。』
  • 紅い十字路

    完結!

    紅い十字路 

    私、間柴祥子。
    お父さんが買った一戸建て、今までのマンションと違ってとても快適…一つの事を除いては…。
    何故だか頻繁に事故の起きる窓の下の十字路。
    ある夜中、祥子はそこにこの世の者とは思えない不気味な人影を見る。
    恐ろしくなった祥子は親友の蘭とそのポーイフレンドの陣に一緒に十字路を見張るように頼むが、その晩、祥子の家を訪れた二人はそこにいた何かに怯えて走り去ってしまう。
    そして翌日、蘭の死の知らせが…。
    蘭の死後、部屋に閉じ籠っていた陣は、やがて祥子の前に姿を表し、その晩彼等が視たものとその十字路にまつわる恐ろしい話について語り始める…。
    その他、たまたま立ち寄った電気屋で買ったビデオテープ、しかし、そのテープは人々の夢を録画できる不思議なテープだった…の「夢が知っている」、自分の寿命を知ってしまった少女が家を抜け出て向かった先は…の「あたしが死ぬ朝」、
    不幸な死を迎えた少女が蝶となって人々に災いを運んで行く「凍蝶」など。
    みずみずしい青春群像、そして心暖まる人間ドラマを描き続けた小山田いくが新境地に挑んだホラーシリーズ第2弾!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『映画などを観ていると、「あれ、この場面、前に夢で見たことがある。」なんてことが時々あります。それを逆にした話が「夢が知っている」ですが、夢にはホラーの要素が山ほど詰まっている気がします。またいずれ、怖い夢の話など、描いてみたいと思います。』