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本当は怖いバブル時代―――恐ろしいほどに狂っていた日本人★カネさえあれば何でもOK★モラル崩壊の時代へようこそ★裏モノJAPAN

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本当は怖いバブル時代

はじめに
その崩壊から20年以上が過ぎてもなお日本人の記録に残り続けるバブル。
カネとモノがあふれかえり、高級外車が飛ぶように売れ、
普通の人が一夜にして億万長者に。しかし、日本が最も豊かだった時代のウラにあったのは、
他人を出し抜き傷つけることも厭わない、剥き出しの欲望でした。

欲望が生んだバブルは常識やモラルを食い尽くし、自滅しました。
手に入れたはずのカネははじけ飛んで、後に残ったのは莫大なツケとぽっかり開いた心の穴。
それらを埋める作業が「失われた20年」でした。

たった5年の狂乱で日本が失ったものは一体何だったのか。もちろん、私たちに明確な答えなど
出せるはずもありません。ただ当時の事件や事象を一気に振り返ることで、
バブルという巨大なバケモノのぼんやりとした怖さを浮かびあがってくるような気がします。
そしてその怖さこそ、私たちが失わなかったものの正体なのかもしれません。
                            ―――編集スタッフ一同



■目次

●バブル景気の成り立ちと崩壊

●カネまみれのバブル編
・地上げとは銀行と暴力団の共同事業だった
・何度断っても銀行が無理矢理カネを貸してくる
・脱税するのが当たり前だった
・地上げ屋の暴力は凄惨を極め警察はそれを無視した
・放火までして立ち退きを迫った地上げ屋
・料亭の一女将に2兆7千億円も貸し消滅した金融関係があった
・銀行と仕手筋がカネ儲けのために会社を乗っ取った
・有名大学病院が患者から多額の予約料を搾取した
・銀行とヤクザがグルになって総合商社を食い物に
・インサイダー取引は規制されていなかった
・団地の自治組合ですら賄賂を要求した
・不動産業は悪質商法でがっつり儲けた
・過激な無駄遣いで日本人は世界中から顰蹙をかった
・胡散臭い新興宗教がガッツリ金儲けしていた
・北朝鮮にもたっぷり流れたバブルマネー
・コラム いくつわかる? バブル用語の基礎知識1


●凶悪事件を生んだバブル編
・凶悪犯罪の標的になったのは金持ち老人だった
・遊ぶ金欲しさに両親を殺したクズカップル
・企業恐喝は一攫千金のチャンスだった
・現役教師が教え子に貢がせ邪魔になれば殺害


●政治家も公務員もマスコミも真っ暗編
・バブルが生んだ新語「ほめ殺し」の影で億の金が動いていた
・政治家に賄賂さえ渡せば利益供与が当然だった
・市町村長は影の収賄王だった
・新聞が県と癒着して県民の血税を食い物に


●浮かれた都会と田舎の格差

●バブルの悲劇編

●怖ろしいほどに狂っていた日本人

●バブル年表

■著者 鉄人社編集部
編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。

 
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