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暮らしやすさは「十人十色」。
生活に決まりがないのなら、
そこに暮らす人たちが、
暮らしやすい形に作りあげればいい。
無理せず、背伸びせず、身の丈でいい。
これからもありのままでいきたいなと思っています。
「もっとすてきにみせなくちゃ」
と思ってしまったら、私たちにとっての居心地のいい暮らしから、
遠ざかってしまうような気がします。
私にとっては、家がいちばん安心できる場所。
家族にとっても、そういう場所であってほしい。
全国からお客様が訪れる、沼津「hal」店主後藤由紀子さんの初エッセイ集。
日々感じることを柔らかな目線で綴った一冊。
これからお話する「ありのままの日々」が、何かのお役に立てればうれしいです。
■目次
●1章 家事はこうして、こなしています
・「家族揃ってごはんを食べる」時間がいちばん大事
・「普通の食卓」を囲める幸せ
・家事は自分が「気分のいい」やり方でいい
・とりあえずの「ゴール」を決めてみる
・こざっぱりした暮らしを目標に
・捨て時を決める
・段取りを組んで上手になまける
・ちょっとした達成感が家事を楽しく
●2章 とにかく「くつろげる」空間を
●3章 「今、このとき」を大切に
●4章 ようこそ「hal」へ
●5章 人との「ご縁」を考える
■著者 後藤由紀子
沼津市の雑貨店「hal」店主。
静岡県生まれ。
庭師の夫、大学生の長男、長女、愛猫のたまと築50年の日本家屋に暮らす。
2003年にパートで貯めた50万円を資金に「hal」を開店。
今では全国各地からお客様が訪れる人気雑貨店となっている。
また、肩の力が抜けていながらセンスのいい暮らしぶりも注目の的である。