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「経営術」や「経営法」を学ぶのも大事だが、真に重要なのは「経営道」を歩むことだ。
経営道とは、経営を通じて自らの人間力を向上させることである。
著者は40年以上にわたり経営コンサルタントとして多くの企業に関わり、
名経営者と呼ばれる人々と接し、その教えを心身にしみこませてきた。
それらの教えや研修・教育の実践経験から得た、
経営者・管理者にぜひ知っておいてほしいことをまとめたのが本書だ。
本書で一貫して著者が訴えるのは「日本的経営」に立ち返ることだ。
否定的に語られがちな「日本的経営」だが、本来は社員だけでなく、
その家族、顧客、下請け、取引先、地域など会社に関わるすべての人々を幸せにすることを
目指すものだった。
そして日本的経営の核になるのは「社風」を築き、全社員に浸透させることだ。
「社風」は自社のみの利益を追求するのではなく、
社会に貢献しようとする精神が根底になければならない。
社会に貢献することで「社徳」を積めば、永続して繁栄することが可能になると著者は説く。
100項目が1項目2ページ見開きで構成されているので、通して読むこともできるし、
開いたところを読むのでもよい。読者は必ず、自分と会社にとって大切なことを発見するだろう。