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心のクセを手放せない…学校に行けない…アルコールがやめられない…身近な人とうまくいかない…
自分に3つのことを問いかけるだけで、あなたの心は劇的に変わります。
内観療法とは、過去から現在に至るまでの対人関係(特に母親)のなかで、
・してもらったこと
・して返したこと
・迷惑をかけたこと
という「3つの問いかけ」をもとに、
身近な人に思いを馳せ、徹底的に自己を見つめ直し、
自分本来の生き方をつかむ精神療法。
吉本伊信(1916-1988)が、
浄土真宗の一派に伝わる「身調べ」という求道法から宗教的色彩を除き、
誰にでもでき得る形に発展させたものである。
著者自身、研修医時代に内観を体験、指導者としての経験を重ねる。
本書では著者の実体験に加え、内観者の声や実際の記録を引用し、詳細な事例を掲載。
■目次
第1章 内観とは何か
自分と向き合うための方法内観には2種類の方法がある
ほか
第2章 さまざまな分野で活用される内観
学校教育への普及非行少年への支援
ほか
第3章 内観の歴史と実践
創始者・吉本伊信内観学会の設立
ほか
第4章 内観の種類について
病院内での内観家族内観
ほか
第5章 事例集
教室で笑われ不登校になった男子大学生長期引きこもりの中年男性
ほか
■著者 笹野友寿
川崎医療福祉大学教授。医学博士。精神保健指定医。日本精神神経学会精神科専門医、同指導医。
日本内観学会認定医師。1955年、岡山県生まれ。愛媛大学医学部卒。
研修医時代に、内観の創始者である吉本伊信師の指導のもとで集中内観を体験する。
現在、日本内観学会理事、岡山いのちの電話協会スーパーバイザーを務めており、
社会福祉法人旭川荘で診療を行っている
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)