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創業者が息子社長に伝えた27のこと。
逆境を力に変える考え方。
琉球補聴器の創業者である森山勝也氏の生涯を描いた1冊。
沖縄の島から那覇へ移り、持ち前のマインドの強さで電化製品店の倉庫番から営業、
補聴器部のリーダーへ登りつめ、独立し琉球補聴器を立ち上げた。
現役時代に培った営業としての極意や心意気を紹介するとともに、
事業承継についての親子対談も掲載。
2025年、中小企業の3社に1社。
127万社が後継難によって廃業の危機を迎える。
けっして大げさな話ではありません。
中小企業庁が提示したシナリオなのです。
後継者不測の対策としては、M&Aなども注目されていますが、
必ずしも経営者が望む解決策であるとはいえません。
今回、再び筆をとったのは、
中小企業にとって後継者をはじめとする人材の育成が、
いっそう重要になっていると実感しているからです。
また事業継承が大きな課題となっているいま、
経営者も自分自身のリタイアについて真剣に考えた方がいいのではないでしょうか?
本書が、ビジネスの最前線で活躍している現役の方々や、
事業継承を検討している経営者の皆様、
さらに人材育成に携わる方々のお役に立つことを願っております。
■目次
・プロローグ シナリオのない「朝礼」で心のスイッチが入る
●1章 不屈の精神は大志に宿る
・苦しくて壁に当たっても大丈夫。泥棒以外は勇気をもってやりなさい
・1ヵ月間、那覇近郊の電器店を徒歩で回った
・下働きでも「きっといつかは」と志を高くした
・人から頼りにされる「便利屋」でありたい。そこからチャンスが生まれる
・「オマエみたいなやつは来るな」こう叱ってくれたK氏は我が人生の師
・素直だからこそ、自分の殻を破って脱皮できる
・ネガティブな自分から抜け出せば、「異次元の世界」がみえてくる
●2章 はじめから万事うまくいくわけがない
●3章 社員の「仕事力」を高めるツボとコツ
●4章 仕事を総括して人生を楽しむ
・本音対談 私たちはこうして事業継承を成功させた
■著者 森山勝也(もりやま・かつや)
昭和22年、多良間島で生まれる。
昭和62年40歳で株式会社琉球補聴器を創業。
以来、仕事一筋で馬車馬のように働き、平成20年60歳で社長を退き会長に。
平成23年63歳で完全に引退。東村で農的暮らしをスタート。
現在「もりもりファーム」を経営しながら、ハッピーリタイアを満喫中。
2018年に「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審査委員会特別賞を受賞。