55歳になったら遺言を書きなさい―――ごく普通のご家庭にこそ「争族」は起きている!
家庭裁判所に持ち込まれる調停のうち
遺産額5000万円以下がなんと全体の75%!
もしあなたが明日死んだら
残された家族はどうなるか…
考えたことがありますか?
じつは「相続」が「争続」になる可能性は決して低くはないのです。
では、残された家族から
「ありがとう」と言ってもらうためには
どうしたらよいのでしょうか?
●民法大改正はなぜ行われたのか?
●遺産分割をめぐる争いが年々増加している理由
●ごく普通のご家庭にこそ「争族」は起きている!
●所有者不明土地が遺言に関する民法改正へ与えた影響
●欧米では遺言をつくるのは大人のマナー
●なぜ55歳になったら遺言を書くべきなのか?
●早めの遺言書作成が相続トラブルの防止につながる
大切な人には保険より遺言なんです!
日本でいちばん相続税申告を扱う税理士法人が教える
死ぬ直前じゃ間に合わない「遺言のススメ」
自宅しかない人ほど相続で困る!
不動産相続・株式相続に潜む、思わぬ落とし穴も紹介。
17のケースを読みながら
家族が争わなくてすむ方法が分かります。
■目次
●第1章 いざこざは「遺言がない」から
・家系図ケース1 相続人以外に財産をあげたかったら
自分の想いを実現させるために
通常、孫は相続人にならない
遺言がなかったために思わぬ贈与税が発生
・家系図ケース2 子どものいないご夫婦で起きやすい兄弟とのトラブル
夫の急死、一段落した頃に・・・・
義兄2人が譲らない
義兄がから解放されたい一心で遺産分割協議書にサイン
残された配偶者を守るには
・家系図ケース3 複数の不動産があると「遺言がない」リスクは何倍にも
経営ノウハウがない妻と娘たち
売り急ぎ、最も価値のあるビルを安値で手放すことに
不動産を共有しておくことは大きなリスク
・家系図ケース4 介護を続けた長男の嫁は相続財産を請求できるのか?
亡き長男の嫁が義父母の世話し続けることが意外と多い
遺産分割協議ができるのは相続人のみ
実際のところ特別寄与料はもらえるのか?
●第2章 トラブルを防ぐ基礎知識
●第3章 遺言書がないばかりに生じた争い
●第4章 遺言を書いたのに起きたモメ事
●第5章 さらに遺言を活用する
■著者 井口麻里子