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酒井穣

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  • ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由

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    ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由 

    企業の取締役を務めながら20年以上母の介護をした、KAIGO LAB編集長・株式会社リクシス取締役副社長の酒井穣が「介護離職」のリスクを忌憚なく語り、仕事と介護を両立させる指針を示します。

    介護とは「自立支援」です。そして自立とは、誰にも頼ることなく生きられる状態のことではありません。真の自立とは、その人が依存する先が複数に分散されており、ただ1つの依存先に隷属(奴隷化)している状態から自由であることです。
    ですから介護とは、ただ1人に依存させることではありません。介護離職して親を1人の子だけに依存(隷属)させるのではなく、依存先を分散させることが真の自立支援なのです。

    第1章 介護離職につながる3つの誤解
    誤解1介護離職をしてもなんとかなる
    介護離職をした場合、再就職は困難であり、再就職できたとしても年収は半減しかねないというデータがあります。介護離職をするなら、まず、1年以上収入が途絶え、再就職できたとしても今の半分程度になっても生きていけるだけの貯金が必要です。
    誤解2介護離職をすれば負担が減る
    介護離職をした人の約70%が、経済的・肉体的・精神的な負担は「かえって増えた」と回答しています。誤解1ともつながる経済的な負担、今まで協力してくれた兄弟や親族が介護から身を引いてしまう危険などをよく考えねばなりません。
    誤解3子供が親の介護をすることがベスト
    子供が仕事を辞め、大きな負担を伴う介護に専念することを、親は本当に望んでいるでしょうか? もしかすると親孝行になっていないかもしれません。また、入浴介助や排泄介助など身体介護を介護のプロに任せることで、介護離職を避け仕事と両立できる可能性が高まることを忘れてはいけません。

    第2章 介護離職を避けるための具体的な方法
    方法1介護職(介護のプロ)に人脈を作る
    日本の社会福祉は、知らないと損をするようになっています。日本の介護保険の場合、どのような介護サービスが利用できるのかを理解し、こちらから利用を申請しないと、介護サービスを使うことができません。プロに助けてもらい、相談することが大切です。
    方法2家族会に参加する
    方法1で述べた優秀な介護のプロに出会うためにも、在宅介護をする家族の会に参加するのが役立ちます。家族会は愚痴を言い合い、情報を交換する場であり、介護の負担を減らすために有効です。
    方法3職場の支援制度と仕事環境の改善に参加する
    介護離職は増加する傾向があり、企業は働き手を失うことを恐れて支援制度を整えつつあります。そうした制度を充実させるために積極的に貢献していくことは企業側も歓迎するはずです。

    第3章 介護を自分の人生の一部として肯定するために
    指針1介護とは何かを問い続ける
    介護とは「自立支援」であり、「生きていてよかった」と感じられる瞬間の創造でもあります。心身の障害を得た親にも、自分らしい人生を求めて頑張り「生きていてよかった」と感じられる瞬間を届けることができます。
    指針2親と自分についての理解を深める
    親が認知症になったとしても、親の人生について知っておけば、それが役立つことがある。自分という人間が生まれた背景には、どのような親の人生があったのか、できるだけ親が元気なうちに聞いておくべきでしょう。
    指針3人生に選択肢がある状態を維持する
    親の介護をしながら幸福になるためには、親の介護を自分でやるのか、それとも介護のプロに任せるのかが選べる状態を維持することが重要になります。選択肢がなくなると、あなたも親も不幸になります。置かれている状況に絶望ばかりしているのはよくないことです。環境そのものは変えられないとしても、私たちには絶望と戦う余地が残されているのです。
  • ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方

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    ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方 

    世界で活躍する人材コンサルタントが
    自身の子育ての経験を元に語る、
    変動する時代を「本当の自分」として生き抜く
    理想の人材像とは?

    「子育ての目指すところは、
    親である自分の行動を変えるということであり、
    親として成長することにほかなりません。
    ですから、子育ては、だれにとっても大きな困難であり、
    かつ、大きな成長の機会であると言えるわけです。」
    (「はじめに」より)

    本書は、グローバルに事業を展開してきた著者が、
    世界のこれからを俯瞰し、自身の子ども達がその中で、
    たくましく、そして幸せに生きるために、
    親としてなすべきことを述べたものであるが、結果として、
    21世紀を生きるすべての若いビジネスパーソンが
    身につけるべき、視点とスキルと使命を示す、
    優れたビジネス書となっているのである。

    「困難な状況にあったとしても、日々を、
    『自分の人生は、自分が支配している』という感覚
    (= ownership of life)を持って生きることができれば、
    私たちは、奴隷状態を抜け出し、
    たった一度のかけがえのない人生を積極的に、
    いきいきと生きることができるでしょう。
    本書では、このownership of lifeを実現するための方法論を、
    子育てという文脈から考えていきます。」
    (「ステージ1 人間らしく生きていくために」より)

    TAKE OWNERSHIP OF YOUR LIFE!



    ‐もくじ‐

    はじめに

    ステージ1 人間らしく生きていくために
    1 人類史を振り返る
    2 無気力を学習させない
    3 人間になるために、子供は親に反抗する
    4 笑顔とともにある人間になるために
    コラム1 ひとりでいられる能力 (ability to be alone)

    ステージ2 厳しい時代を生き残るために
    1 この混乱の中で優れた仕事をしていくための3つの資本
    2 学力に対する考え方を変えなければならない
    3 ビジネスはどうなるのか
    4 日本文化の弊害を理解してこれを避ける
    コラム2 英語はやはり必要か

    ステージ3 本当の自分として生きるために
    1 リーダーシップとはなにか
    2 U理論における3つのハードルを越えられるか
    3 当事者意識を獲得できるか
    4 幸福の習慣
    コラム3 勇気について

    おわりに
  • 新版 新しい戦略の教科書

    公開中!

    新版 新しい戦略の教科書 

    ベストセラー『はじめての課長の教科書』に続く、中間管理職の戦略入門書・決定版に大幅増補・改訂版登場!
    戦略の定義から、情報収集と分析、戦略の実行まで、現場リーダーのために「実行」から逆算した戦略のエッセンス。
  • はじめての課長の教科書 新版

    公開中!

    はじめての課長の教科書 新版 

    ※全章に渡って加筆・修正をほどこし、新章「人類史上かつてない高齢化を乗り越えるために」が加わった新版を、2024年2月23日に発売いたしました。
    『第3版 はじめての課長の教科書』(ISBN:978-4799330166)


    新任マネジャーのテキストに、社内研修に、昇進&評価基準作成に…。
    勝ち抜く企業をつくる「新任マネジャーのバイブル」大幅リニューアル!

    ・多くの読者からご要望いただいた「実践編」が、シンプルな30のチェクリストとして追加。
    ・反響の大きかった3章を中心に、全章に渡って加筆・修正、新規図版を追加。
    ・全体で30%以上の内容増。

    ◎日本発”新世界標準”のミドルマネジメント

    2008年2月刊行以来、新任の課長さんをはじめ、これからマネジャーを目指す方、中間管理職を育てたい経営者の方、
    さらにビジネスパーソン以外の学校や病院、NPOなど、さまざまな組織の方にお役立ていただきました。

    日本国内に加えて、韓国・台湾・中国などアジア圏でも読まれています。
    さらに現在、英語版の翻訳作業も進んでいます。

    ◎新任管理職のバイブル

    本書は「世界初の中間管理職の入門書」です。
    本書の旧版への大反響をきっかけに、全国の企業様で本書を元にした企業研修が行なわれるようになり
    書店店頭には「課長本ジャンル」ができるほど、充実するようになりました。
    類書がたくさんある現在でも、本書は「新任管理職のバイブル的テキスト」としてご活用いただいています。

    ◎ミドルマネジメントは欧米からは学べない!

    欧米発のマネジメント理論は、組織を「経営者vs従業員」の構図で捉える中で発達してきました。
    しかし、多くの日本の組織はそうした構図では語りきれません。
    中間管理職は日本企業独自の「強み」です。

    「課長」には欧米発のマネジメント理論では説明しきれない役割があり、独自のスキルが必要になるのです。
    今までそれは仕事の中から学ぶものでしたが、はじめて1冊の入門書としてまとまりました。

    ◎課長は組織のキーパーソン

    中間管理職の中でも「課長の仕事」は、他の中間管理職の仕事よりも難しく、かつ重要です。課長は組織の「情報」と「人」を活性化するキーとなるポジションだからです。
    「課長の仕事」は、課長になってからできるようになればいいものではありません。
    「課長の仕事」を引き受けることができる人材であることが証明できなければ、課長に昇進することはできないのです。

    現在、課長として活躍されている方、課長に任命されたばかりの方、そして、
    いつか課長になりたいと考えている方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。