マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」
超難解「ペスト」が、これ1冊で簡単にわかる!
感染症が街を襲った時、
彼らは何を思い、どう行動したのか――。
押さえておくべき代表的なシーンを、マンガ&あらすじで紹介。
新型コロナ時代、何を考え、行動すべきか――。
フランスのノーベル文学賞作家アルベール・カミュの代表作「ペスト」の解説本。
マンガ、あらすじ、著者の考察の組み合わせで、
ストーリー全体、代表的なシーンを知ることができる。
人間としての自由、行動、選択とは何か。
オランという市でネズミが次々に死に始め、
続いて、原因不明の熱病患者が発生、人々を恐怖に陥れた。
市は閉鎖、解決策はなかなか見つからない中、立ち上がった人々の物語。
感染症との闘いが他人事でない今、70年前の長編小説が読まれている理由がわかる。
■目次
・マンガでつかむ『ペスト』
・『ペスト』登場人物相関図
・『ペスト』原題(La Peste)とは
・ああらすじでつかむ『ペスト』
●各章 あらすじ
1 大量のネズミの死(1章)
2 当事者になれない権力者たち(2章)
3 閉門(2章)
4 「どんな手を使っても脱出する!」ランベールの挑戦(2章)
5 「ペストは神の罰なのです!」パヌルー神父の説教(2章)
他
・解説 易しさの自覚と、自由な選択
■著者 大竹稽
教育者、哲学者。思考塾(横浜市)塾長
1970年愛知県生まれ。愛知県立旭丘高校卒。1989年名古屋大学医学部入学・退学。
1990年慶應義塾大学医学部入学・退学。1991年東京大学理科三類入学・退学。
2007年学習院大学フランス語圏文化学科入学・首席卒業
(フランス語圏文化学学士。論文テーマは、サルトルと自己について)。
2011年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程入学・修士課程修了(学術修士)、
フランス思想を研究。その後、博士後期課程入学、カミュ、サルトル、バタイユら実存の思想家、
バルトやデリダらの構造主義者、そしてモンテーニュやパスカルらのモラリストを研究(その後、中退)。
博士課程退学後は建長寺・妙心寺などの禅僧と共に「お寺での哲学教室」や「お寺での作文教室」を開いている。
専門分野は哲学、教育、禅(哲学と仏教(東西の思想)の融合 共悦・共楽・共生の思想家)。
■イラストレーター 羽鳥まめ
漫画家・イラストレーター。
主に大手学習教材企業の漫画やイラストを手掛ける。専門学校で非常勤講師経験あり
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)